Binance LaunchpoolでSEIとCYBER取扱開始
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同社提供の資金調達プラットフォーム「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」にて、暗号資産「セイ: Sei(SEI)」と「サイバーコネクト: CyberConnect(CYBER)」を取り扱うことを8月1日発表した。
「バイナンスローンチプール」は、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、暗号資産プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。プロジェクト側は同プラットフォームの利用により、バイナンスにトークン上場ができる仕組みとなっている。トークンセールを行うIEOプラットフォームの「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」とは異なり、トークンをステーキングすることでプロジェクトのトークンが獲得できるのが特徴だ。
「バイナンスローンチプール」に参加する為には、ユーザーはBinance.comアカウントと、0.1以上のBNBまたはプール内でサポートされているトークンが必要となっている。
なお「バイナンスローンチプール」における「SEI」の取り扱いは36番目のプロジェクトとなっており、「CYBER」については37番目のプロジェクトだという。
セイ(SEI)の取り扱いについて
ユーザーは8月2日00:00(UTC)より 、BNB、TUSD、FDUSDを個別のプールにステーキングすることで、8月31日23:59(UTC)までの30日間「SEI」の受け取りが可能とのこと。なお「SEI」は「バイナンスローンチプール」で、同トークン総供給量10,000,000,000SEIの3%となる300,000,000SEIが報酬対象となるようだ。
BNBをステーキングした場合は、報酬総額の80%となる240,000,000SEIが報酬対象となる。またTUSDの場合は報酬総額の15%となる45,000,000SEI、FDUSDの場合は報酬総額の5%となる15,000,000SEIが報酬対象となるとのこと。
そしてバイナンスでは、15日12:00 (UTC)より取引所において「SEI」の取り扱いを開始するという。取引ペアについてはSEI/BTC、SEI/USDT、SEI/BNBとなっている。
なおセイは、デジタル資産の交換のスケーラビリティ問題に対処する為に構築されたオープンソースのレイヤー1ブロックチェーンだ。セイ上に構築された分散型取引所や取引アプリは、最新のパフォーマンスとスケーラビリティを備えたユーザーエクスペリエンスを提供できるとのこと。
サイバーコネクト(CYBER)の取り扱いについて
ユーザーは8月2日00:00(UTC)より 、BNB、TUSD、FDUSDを個別のプールにステーキングすることで、8月31日23:59(UTC)までの30日間「CYBER」の受け取りが可能とのこと。なお「CYBER」は「バイナンスローンチプール」で、同トークン総供給量100,000,000CYBERの3%となる3,000,000CYBERが報酬対象となるようだ。
BNBをステーキングした場合は、報酬総額の80%となる2,400,000CYBERが報酬対象となる。またTUSDの場合は報酬総額の15%となる450,000CYBER、FDUSDの場合は報酬総額の5%となる150,000CYBERが報酬対象となるとのこと。
そしてバイナンスでは、15日12:00 (UTC)より取引所において「CYBER」の取り扱いを開始するという。取引ペアについてはCYBER/BTC、CYBER/USDT、CYBER/BNBとなっている。
なおサイバーコネクトは、ユーザーに自分のデジタルIDやコンテンツなどといったデータの所有権を与えた、ソーシャルアプリケーションを構築できるweb3ソーシャルネットワークだ。同ネットワーク上のユーザーと開発者は、相互運用可能で検閲耐性のある分散化されたソーシャルネットワーキングを体験できるとのこと。
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参考:Binance Launchpool SEI・Binance Launchpool CYBER
デザイン:一本寿和
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