フィナンシェトークン(FNCT)、ステーキングを7月13日から提供開始

FNCTステーキングが7月13日より提供開始予定

暗号資産フィナンシェトークン(FNCT)のステーキングが、7月13日より提供開始される予定だ。FNCT発行元のフィナンシェが7月7日発表した。

なおフィナンシェは、同ステーキングサービス提供を4月3日より開始する旨を以前に発表していたが、システム検証を理由に提供開始日を延期していた。

今回フィナンシェが提供するFNCTステーキングは、所定の手続きを行いFNCTを長期保有することで、誰でも参加でき、報酬を得ることが可能とのこと。

発表によるとステーキング利用者への報酬配布については、報酬プールの5%を毎月ステーキング報酬として対象者に分配するという。

なお開始時の報酬プール額は1億FNCTだという。そのため初月の報酬総額は500万FNCTになるとみられている。

初回の報酬付与については、7月14日が予定されている。報酬は日次で発生するというが、実際の受取りは発生の翌月にまとめて自動送金されるとのこと。FNCTステーキング利用にあたっての手数料は、トークンをロックするバリデータによって異なるようだ。

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれる「データの検証・承認を行う処理主体」が、暗号資産の生成やブロックチェーンの安定稼働を支える対価として暗号資産を受け取れる仕組みである。

発表によるとフィナンシェでは、同社が運営するトークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」で発行・利用されるCT(コミュニティトークン)の透明性や価値を担保するために定期的にブロックチェーン上に取引履歴を記録しているという。

FNCTステーキングでは、バリデーターがこの取引履歴の記録を行うとのこと。ユーザーは信用するバリデーターを選び、保有するFNCTをデリゲーターとしてバリデーターへロックすることでステーキングに参加し、選んだバリデーターが取引履歴を記録したとき、報酬が獲得できるようになっている。

なおサービス開始時のバリデーターはフィナンシェのみとのことだが、今後はFNCTのトークンエコノミーを成長させるマーケティングパートナーをバリデーターとして選定するとのこと。

またバリデータへロックするFNCTは、Polygonブロックチェーン上のFNCTが対象となっている。Ethereumブロックチェーン上のFNCTのみを保有している場合はそれをブリッジし、Polygonブロックチェーン上のFNCTを手に入れる必要がある。なおブリッジおよび報酬として受け取ったFNCTを暗号資産ウォレットへ移動する際などには、ガス代としてMATIC(Polygon)やETH(Ethereum)が必要になるとのことだ。

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    大津賀新也

    「あたらしい経済」編集部
    記者・編集者
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

    「あたらしい経済」編集部
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