クラーケンにトロンのステーブルコイン「TrueUSD(TUSD)」上場

クラーケンにTUSD上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、暗号資産トゥルーUSD:TrueUSD(TUSD)を取り扱うことを6月29日に発表した。

同取引所でのTUSD取引及び入出金は、6月29日よりすでに開始されている。

なおクラーケンで取り扱うTUSDは、トロン(Tron)ネットワーク上のトークンのみになるという。他のネットワークからの入金については、TUSDを失うことになるため注意が必要である。

トゥルーUSD(TUSD)とは

TUSDはトラストトークン(TrustToken)によって発行される米ドルペッグのステーブルコイン。第三者の会計事務所によって検証された法定通貨準備金によって完全に担保されているという。

TUSDは現在暗号資産取引所であるバイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、ビットフィネックス(Bitfinex)などのほか、分散型取引所(DEX)のユニスワップV3(Uniswap V3)でも取引可能である。

なお現在の時価総額は暗号資産のうち26位の約30億ドルである(7/4 コインマーケットキャップ調べ)。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和

images:iStoks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した