ヴァルキリーがビットコイン現物ETFの取扱い申請
暗号資産(仮想通貨)ファンドマネージャーのヴァルキリーファンド(Valkyrie Funds)が、現物ビットコインETF(上場投資信託)組成に関する申請書を、米証券取引委員会(SEC)に提出した。ヴァルキリーが6月21日発表した。
この申請書提出は、過去1週間に申請したブラックロック(BlackRock)やウィズダムツリー(WisdomTree)、インベスコ(invesco)に続くものだ。なおSECは現在ビットコイン現物ETFを承認していない。もし承認されれば初の現物ビットコインETFが取扱われることになる。
同社は、すでに米国で2番目の先物ビットコインETFの「ビットコインストラテジーETF(Bitcoin Strategy ETF)」とビットコインのマイニングから収益または利益を得る企業の株価を追跡する「ビットコインマイナーズETF(Bitcoin Miners ETF)」を提供している。
今回申請されたETFは「ヴァルキリービットコインファンド(Valkyrie Bitcoin Fund)」の名称で、ヴァルキリーは同ETFをナスダック(Nasdaq)取引所にティッカーシンボル「BRRR」として上場すること目指すと表明している。
ヴァルキリーは5月16日、新たにビットコイン先物ETF「ヴァルキリー・ビットコイン・フューチャーズ・レバレッジ・ストラテジーETF(BTFD)」の申請を行ったこともわかっている。
なおビットコインは、ブラックロックがビットコイン現物ETFの申請を行った6月15日以降、約21パーセント価格上昇しており、4月26日以来約2か月ぶりに30,000ドルを突破した。
Anddd we have anotha one! Most interesting here with this updated Valkyrie Bitcoin Fund prospectus — they have changed their exchange to Nasdaq (same as BlackRock) anddd they gave us a ticker $BRRR. pic.twitter.com/3QxeFRfLPy
— James Seyffart (@JSeyff) June 21, 2023
関連ニュース
- 米ブラックロック、SECへ現物ビットコインETFの申請書提出
- Cboe、米SECに3度目の現物ビットコインETFの上場を申請
- 香港で初のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の先物ETFが上場
- グレイスケールがSECを提訴、ビットコイン現物ETF拒否に対し
- 米ブラックロック、欧州でブロックチェーン関連企業ETF発売
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Funtap