ビットコイン(BTC)、2カ月ぶり高値更新後に3日連続上昇へ

BTC、2カ月ぶり高値更新後に3日連続上昇へ

ビットコインは4月中旬以来の高値をつけた後、3日連続で上昇した。暗号資産(仮想通貨)に関するセクターは米国の規制当局の監視に直面している。先週に大手資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が、現物によるビットコイン上場投資信託(ETF)組成に関する申請をしたことが追い風となっている。

今月初め、米証券取引委員会(SEC)はコインベース(Coinbase)やバイナンス(Binance)を含む大手暗号資産取引所を提訴した。現在世界的な暗号資産企業が証券法違反の疑いで米国規制当局の矢面に立たされている。

BTCは30,755ドルの高値をつけた後、21日には5.5%高の29,881ドルとなった。年初来では約81%上昇している。

「ブラックロックの現物ビットコインETF申請から始まり、今では他の企業も追随して申請を行ってる」とオアンダ(OANDA)のシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ(Edward Moya)氏は述べ、また「ブラックロックが動き出すと見るなら、誰が規制の明確化を必要とするだろうか?」と続けた。

しかし、同氏は「ビットコインの勢いはもう少し続くかもしれない」としながらも、このセクターは「3万ドル台半ばをターゲットにした持続的な上昇を見るためには、SECから良いニュースを聞く必要がある」と注意を促した。

なおイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンに関連する暗号資産イーサ(ETH)は、4.8%上昇し1877.70ドルとなっている。 

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Bitcoin eyes third straight day of gains after touching two-month high
Reporting by Juby Babu in Bengaluru, Megan Davies and Sinéad Carew in New York; Additional reporting by Hannah Lang; Editing by Chris Reese and Richard Chang
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

SEC、VanEckとWisdomTreeのETF提案に対する審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が提出した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)に関する複数の規則変更提案について、審査期間を延長することを4月14日に発表した。それぞれ現物ETFの発行および償還を可能とする内容が含まれている

【4/15話題】SBCメディカルGHD・ストラテジー・バリューCがビットコイン追加購入、クラーケンが株式とETF取引開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

GrayscaleのイーサリアムETFステーキング提案、SECが審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が提出した「グレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:ETHE)」および「グレースケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(Grayscale Ethereum Mini Trust:ETH)」に関する規則変更提案について、審査期間の延長を決定したと4月14日に発表した