JVCEAら、政府に暗号資産レバレッジの上限倍率引き上げを要望か=報道

政府に暗号資産レバレッジの上限倍率引き上げを要望か

日本暗号資産取引業協会(JVCEA)および日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)が、暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引について証拠金倍率の上限引き上げを金融庁へ要望する方針であるという。

JVCEAの小田玄紀副会長が取材に答えた内容として、ブルームバーグが6月20日に報じている。

報道によるとこの方針については、JCBAの部会にて原案をまとめ、7月末にもJVCEAとの連名で金融庁や政府関係者へ要望するという。

ただし暗号資産取引のレバレッジ上限の引き上げについて金融庁の担当者は、業界団体と議論することには前向きであるというが、説得力のある理由を提示しなければならないと指摘しているとのことだ。

暗号資産のレバレッジ取引における倍率については、2020年5月に施行された資金決済法・金融商品取引法の改正によって、暗号資産のレバレッジ取引の倍率上限は2倍に引き下げとなっていた。

ただし報道にもあるとおり、外国為替取引では証拠金の上限は25倍となっており、主に6~8倍程度で取引されていることから、暗号資産の倍率については4~10倍を求める声が会員各社から多くあがっているとのことだ。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:ブルームバーグ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/y-studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/31話題】Astar zkEVMがネットワーク停止、暗号資産を金融商品とする改正案は26年に国会提出かなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米ナスダック、グレースケールの「アバランチ(AVAX)投資信託」をETFとして上場申請

暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール(Grayscale)が運営する暗号資産アバランチ(AVAX)の投資信託「グレースケール・アバランチ・トラスト(Grayscale Avalanche Trust)」の上場および取引開始に向け、米証券取引所「ナスダック(Nasdaq)」が3月27日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した