gumiのシンガポール子会社、Sui(SUI)のバリデータに参加

gC Games SingaporeがSuiのバリデータ参画

gumi(グミ)のブロックチェーン事業を展開するシンガポール法人の連結子会社gC Games Singaporeが、新興レイヤー1ブロックチェーンSui(スイ)のバリデータ参画とノード運営の開始を6月9日発表した。

Suiはメタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)開発のブロックチェーン。また先月5月3日にメインネットがローンチした。高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。

なおSuiはディエム開発の開発言語「ムーブ(Move)」を採用している。またSuiの他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、Suiと同じく開発言語には「Move」が採用されている。

またSuiブロックチェーンを利用する際に必要なガス代などに利用されるネイティブトークン「SUI」もブロックチェーンのローンチに合わせ発行されている。

今後gumiは、Suiとの協業も検討していくとのことだ。

なおバリデータとは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、トランザクションが正しいかを検証するノード(コンピューター端末)またはその運用者のこと。運営者は、その貢献度等に応じた報酬が得られる仕組みとなっている。

またノード運営とは、ブロックチェーン上での取引承認の合意形成が正常に稼働する状態を担保することだ。

gC Games Singaporeは先月5月、ゲーム特化型ブロックチェーン「WEMIX3.0」のバリデータに参画し、ノード運営を開始している。

また昨年9月には、コンセンサスプロトコル「Spacemesh(スペースメッシュ)」にマイナーとして参加し、ノード運営を開始したことも発表していた。

関連ニュース

参考:gumi
デザイン:一本寿和

images:iStocks/KTStock

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した