SuiがRed Bull Racingの公式パートナーに
スイ(Sui)ブロックチェーンを開発するミステンラボ(Mysten Labs)が、F1チーム「オラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing)」の公式ブロックチェーンパートナーになったことを6月1日発表した。
ミステンラボは「オラクル・レッドブル・レーシング」と複数年にわたるパートナーシップを締結したとのことだ。これによりミステンラボは、まずは今後数か月間、スイを活用して世界中のファンが楽しめる没入型のデジタル体験の構築に取り組むとしている。
「オラクル・レッドブル・レーシング」代表兼CEOのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)氏は、今回の提携について「オラクル・レッドブル・レーシングは、真にユニークで先進的な方法で世界中のファンとチームを結びつける可能性を認識し、F1にブロックチェーン技術をいち早く導入した」と述べ、また「スイとの提携によりそのエクスペリエンスが向上し、アクセスがより簡単で安全、そして魅力的なものになる」と発表にてコメントしている。
オラクル・レッドブル・レーシングによるweb3関連の動き
「オラクル・レッドブル・レーシング」は、レッドブル・レーシング・ホンダが昨年に提携した、クラウドインフラストラクチャ企業オラクル(Oracle)とのパートナーシップ拡大による新チーム名称だ。昨年2月に2022年シーズンの新型車両とオラクルとのタイトルスポンサー契約が発表され、その際にチームのエントリー名が「オラクル・レッドブル・レーシング」へ変更された。
そして「オラクル・レッドブル・レーシング」は昨年の同月に、暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所バイビット(Bybit)と複数年にわたるスポンサー契約を締結したことを発表。
なお契約金は、暗号資産関連企業によるスポーツチームとの契約において史上最高額と発表されていた。因みに当時の各社報道では3年間の契約で1億5000万ドル(約173億円)と見積もられている。
また一昨年の5月には、レッドブル・レーシング・ホンダ(Red Bull Racing Honda)とブロックチェーンテゾス(Tezos)は技術提携をしている。この提携はレッドブル・レーシング・ホンダが、チーム初のデジタルコレクティブルNFTシリーズを、テゾスブロックチェーンで独占的に販売する内容だった。
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参考:Mysten Labs・Red Bull Racing
images:iStocks/antoniokhr