三島のウイスキートークン「key3」、FiNANCiEでトークン追加発行

三島ウイスキープロジェクトがFiNANCiEでトークン追加発行

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、Whiskey&Co.が主導する「三島ウイスキープロジェクト」のトークン「key3」の追加発行と販売開始を5月14日発表した。

「三島ウイスキープロジェクト」は、静岡県三島市限定ウイスキーづくりを起点とした関係人口創出を目指すプロジェクト。また内閣府の「関係人口」創出・拡大のための支援事業、令和3年度補正「中間支援組織の提案型モデル事業」に採択されているプロジェクトでもある。なお昨年10月に実施された「key3」の初回販売は早期完売となっていた。

これまで「三島ウイスキープロジェクト」では、三島発のサービス「VILLAGE INC(ヴィレッジインク)」や「LtG Startup Studio(LtGスタートアップスタジオ)」、「6curry&(6カレーアンド)」と提携してトークン保有特典の提供を発表してきた。

そして第2弾となる「key3」の発行・販売の開始は、「三島ウイスキープロジェクト」において第1号蒸留所「Distillery Water Dragon(ディスティラリーウォータードラゴン)」の完成を記念して行われた。

この蒸留所は、三島市大社町の国登録有形文化財に指定されている「懐古堂ムラカミ屋」を改装して立ち上げられており、ここでは日本では希少な本格的バーボンスタイルウイスキーの製造がされるという。

なお第2弾「key3」の発行・販売は、5月14日に現地で行われた蒸留器の「火入れ式」の開催に合わせて開始された。

また第2弾で発行・販売した「key3」の販売収益は、蒸留所・併設のレストランBarや、熟成庫自体のブランディング強化に活用し、国内外から三島への交流人口増を実現するとしている。

「key3」の追加販売は、5月14日9:00から開始しており6月30日18:00まで実施される予定だ。

なお「key3」の販売メニューには、販売額が7,000ptのkey3獲得コースが用意されている。また配布トークン数については101トークンとなっている。なおkey3獲得コースは7,000ptを1口としており、販売数量の範囲内で何口でも購入可能とのこと。

購入者には7,000pt分のkey3×口数が付与される他、「トークン保有者限定コミュニティへの参加」や、「ウイスキー製造の各種プロセス(蒸留やテイスティング等)にまつわる投票企画や体験イベントへの参加権利」が付与される。

また3年熟成物の三島市内現地販売のボトル製品が、割引価格にていち早く通販購入が可能となる「優先割引購入権」や、同ボトル製品の5年、10年熟成物に関しては割引なし「優先購入権」が付与される。

なお3年熟成物製品ボトル優先割引購入権(10%OFF)については、ボトル詰めが開始される2026年6月より「1000トークン」につき1本付与されるという。

また5年熟成物(2028年6月発売予定)は、「5000トークン」で1本、10年熟成物(2033年6月発売予定)は「10,000トークン」で1本の優先購入権(割引なし)の付与を予定されるとのこと。

さらに蒸留所完成を記念して、1,000トークンと10,000トークンという2つの新たなトークン保有特典が用意されている。1,000トークン保有特典では、蒸留所併設Bar「Water Gate」2Fのホルダー限定ルーム「Jet」利用権が用意され、10,000トークン保有特典では、オーナーズカスク(ウイスキー樽買いサービス)を優先的に申し込み・紹介できる権利が用意されている。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「key3」および「FiNANCiE」で発行されているコミュニティトークンについては、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、Whiskey&Co.代表の大森章平氏より以下のコメントを得た。

Whiskey&Co.の第一号蒸留所となる「Distillery Water Dragon」の本格稼働と同時に今回のトークン「key3」セカンドセールをスタートさせて頂きました。Product/Story/Artを融合した唯一無二の世界観を磨き上げることでつくりあげる最高のウイスキーを軸に、三島と世界を繋ぐ「鍵」こそがkey3です。ようやくスタートラインです。皆さん共に走りましょう!!!

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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