暗号資産決済「Slash」、SBペイメントサービスおよびカイカエクスチェンジと業務提携

SlashがSBペイメントサービスおよびカイカエクスチェンジと業務提携

Slash Fintech Limited(スラッシュフィンテックリミテッド:以下スラッシュ)が、SBペイメントサービスおよびカイカエクスチェンジとの業務提携を5月16日発表した。

同3社はスマートコントラクト決済の普及促進を目的に業務提携を実施。これにより3社は日本市場におけるスマートコントラクト決済に関する企画、開発、運用の検討を共同で行うとのこと。また今後は日本国内でスマートコントラクト決済に関するさまざまな取り組みを連携して進めるとのことだ。

スラッシュは、スマートコントラクト決済「Slash Web3 Payments」の開発および提供を行う企業。英領バージン諸島に登記されている。

またSBペイメントサービスはソフトバンクの子会社で、グループ企業の決済・金融事業を担う決済代行会社だ。SBペイメントサービスでは、クレジットカード決済をはじめ、PayPay(オンライン決済)やキャリア決済など40ブランド以上の豊富な決済手段を取り扱っているとのこと。

そしてカイカエクスチェンジは、暗号資産交換所「Zaif(ザイフ)」を運営する企業。同社では既に暗号資産決済サービス「Zaif Payment」を提供しており、サービス機能の拡大を進めているという。またカイカエクスチェンジの親会社CAICA DIGITALグループは、NFTローンチパッド「Zaif INO」の運営や法人向けサービス「CAICA Web3 For Biz」などのWeb3関連サービスを提供している。

3社は、これまで培ってきた決済における、日本市場での経験や知見・開発力をより活用することで、スマートコントラクト決済の普及促進を図ることができると考え、今回の業務提携契約の締結に至ったとのことだ。

Slash Web3 Paymentsとは

「Slash Web3 Payments(以下スラッシュ)」は、顧客が暗号資産で決済する際に支払先が受け取り希望する暗号資産を持たなくとも、顧客自らが保有する暗号資産が決済画面において自動的にスワップされ、支払先希望の暗号資産で支払いができるサービスだ。システムがDEX(分散型取引所)ルーターと連携することで、最適なレートで暗号資産をスワップする仕組みとなっている。

ユーザーが支払いに利用できる暗号資産は「スラッシュ」がサポートするブロックチェーン上で発行されている1400以上の銘柄がサポートされているとのこと。また売り上げとして暗号資産を受け取る側はUSDT・USDC・DAI・JPYC・wETHといったステーブルコインを選択して受け取りができるようになっている。

「スラッシュ」では現在イーサリアム(Ethereum)、BNBチェーン、Polygon PoS(ポリゴンPoS)、アバランチ(Avalanche)のCチェーン、ドージチェーン(Dogechain)、アスターネットワーク(Astar Network)の6つのブロックチェーン上の暗号資産での支払いに対応している。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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