「遊んで稼ぐ」DEA「PlayMining」、企業向け広告新機能「Answer to Earn」追加へ

PlayMining経済圏の安定化とDEAPcoinの価値向上へ向け

「遊んで稼ぐ(Play to Earn:P2E)」型のゲームプラットフォーム「PlayMining」の新たなコンテンツ「Answer to Earn」の企画開発が進んでいることが5月15日発表された。

「PlayMining(プレイマイニング)」は、シンガポール拠点の「Digital Entertainment Asset Pte. Ltd. (DEA)」が手がけるゲームプラットフォームだ。一定のプレイに沿って暗号資産「DEAPcoin(DEP)」と交換可能なポイントが入手でき、それで得た「DEAPcoin」は、国内暗号資産取引所のビットポイント、オーケーコインジャパン、ビットトレードで取引ができる。そのため「DEP」獲得により日本円を得ることもできる。

発表によると現在企画開発が進んでいる「Answer to Earn」は、「ユーザーが企業から提供されたお題に答えて暗号資産やNFTが獲得できる」という広告サービスとのことだ。

ユーザーはクイズ感覚で問題に答えることで、楽しみながら暗号資産やNFTを獲得するチャンスが得られるという。一方で、企業は暗号資産やNFTを報酬とした「X to Earn」の仕組みを活用することで、効果的にプロモーションやユーザー調査が可能となるとのこと。

また「Answer to Earn」では、インターネット広告の「わずらわしさ」を解消し、ユーザーフレンドリーな広告体験を目指すという。

DEAによると、「PlayMining」に「Answer to Earn」が追加されることで、企業による広告・プロモーション費の流入が期待できるとし、「PlayMining」経済圏への資金流入を拡大することで、経済圏全体の安定化・「DEP」の価値向上を図るとのことだ。

「Answer to Earn」は現在、企画・開発が進行しており、2023年秋を目途に実証実験(Proof of Concept(PoC))を予定しているという。その結果を踏まえた修正・ブラッシュアップを経て2023年度中のリリースを目指すとのことだ。

また「Answer to Earn」のサービスは、PlayMiningのユーザーのみならず、顧客基盤を有する外部パートナー企業と連携することで、幅広いユーザーが利用できる形での展開を目指すという。

そのパートナー第一弾として、「らくらく連絡網」運営のイオレが実証実験に参加するとのことだ。

なお「Answer to Earn」の利用は、同サービスに登録・ログインし、お題を選択・回答することで報酬チケットを獲得でき、獲得したチケットを使って様々な抽選に参加できる仕組みとなっている。なおこの他にも現在、実証実験への参加企業を募集している。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【3/31話題】Astar zkEVMがネットワーク停止、暗号資産を金融商品とする改正案は26年に国会提出かなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米ナスダック、グレースケールの「アバランチ(AVAX)投資信託」をETFとして上場申請

暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール(Grayscale)が運営する暗号資産アバランチ(AVAX)の投資信託「グレースケール・アバランチ・トラスト(Grayscale Avalanche Trust)」の上場および取引開始に向け、米証券取引所「ナスダック(Nasdaq)」が3月27日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した