クラーケンにテザー社のステーブルコイン「Euro Tether(EURT)」上場へ

クラーケンにEURT上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、暗号資産ユーロテザー:Euro Tether(EURT)を取り扱うことを4月27日に発表した。

同取引所でのEURT取り扱いは、世界協定時で5月2日14:30(日本時間で同日23:30)から開始される予定だ。流動性条件が満たされ次第、クラーケンアプリとInstant Buy(販売所)にて対応するという。

取引ペアについてはEURTに対し、米ドル(USD)およびユーロ(EUR)、テザーUSD(USDT)が対応するとのこと。

なおクラーケンで取り扱うEURTは、イーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のトークンのみとなるという。他のネットワークからの入金については、EURTを失うことになるため注意が必要である。

ユーロテザー(EURT)とは

EURTはUSDTを発行しているテザー社が発行するトークンであり、ユーロと1:1でペッグされたステーブルコイン。流通しているEURTと同価値の担保準備金を保持することにより、ユーロの価格を反映している。

EURTは現在暗号資産取引所であるビットフィネックス(Bitfinex)やオーケーエックス(OKX)、フオビ(Huobi)のほか、分散型取引所(DEX)のユニスワップV3(Uniswap V3)やカーブ(Curve)でも取引可能である。なお現在の時価総額は約4,400万ドルである(4/28コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した