関東財務局、無登録で暗号資産ジャスミー(JMY)販売した国内企業2社へ警告

関東財務局が無登録の暗号資産交換業へ警告

財務省 関東財務局が、無登録で暗号資産交換業を行う者に対し、警告を行ったことを4月18日発表した。

今回警告を受けたのは、「クリプトカレンシーワールドワイド株式会社」および「株式会社ブリッジインベストメント」の2社である。

発表によると両社は「オンラインセミナー等を通じて、暗号資産交換業を行っていた」として関東財務局より警告を受けている。

また今回両社への警告にあたり関東財務局は、『当該業者(当該2社)から当時上場予定の暗号資産「ジャスミー」を購入したとの情報が寄せられている』と報告をしている。

「ジャスミー」については、現在国内において暗号資産交換業者の認可を受けているビットポイントジャパンおよびビットトレードにて取り扱いがされている暗号資産だ。

「ジャスミー」はIoTプラットフォームを開発する日本企業ジャスミー株式会社が発行するERC-20規格のトークン。デバイス間のトークンの転送やネットワークサービスの支払いに利用できるとされている。

なお関東財務局は、今回警告を発した両社の「業者名等」「所在地又は住所」について、「勧誘資料等に基づいて記載しており、虚偽の可能性がある」としている。

また当局は「暗号資産交換業者は資金決済法上の登録が必要です。登録を受けずに、暗号資産売買の勧誘等をすることは法律違反の可能性があり、無登録業者による詐欺的な勧誘が多発しています」とも注意喚起を行っている。

関連ニュース

参考:金融庁
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Anastasiia-Makarevich

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/26話題】リップル社がSECへの控訴を撤回、アニメ「七つの大罪」初のNFTがSoneiumでなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

バイナンス、社員のフロントランニング疑惑で内部調査。停職処分報告し、公式内部告発チャンネルで監視強化へ

暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンス(Binance)のある社員がインサイダー情報を利用してフロントランニング取引を行ったとする告発を受け、同取引所の内部監査チームが、この件について調査を実施したことを3月23日に報告した

米シーボーBZX取引所、フィデリティの「ソラナ(SOL)現物ETF」をSECへ申請

米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が、米大手資産運用会社フィデリティ(Fidelity)が運営する「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引開始に向け、3月25日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した。同ETFは、暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に基づく投資信託となる

CME、資産のトークン化テストにグーグルクラウドの分散型台帳「GCUL」採用

北米最大の金融・商品デリバティブ取引所であるCME(シカゴマーカンタイル取引所)を運営するCMEグループ(CME Group)が、グーグルクラウド(Google Cloud)の新しい分散型台帳である「グーグル・クラウド・ユニバーサル・レジャー(Google Cloud Universal Ledger:GCUL)」を使用したトークン化技術を導入すると3月25日発表した