ソラナが新技術開発、NFT発行の手数料が大幅に削減
パブリックブロックチェーンのソラナ(Solana)の開発を支援するソラナ財団(Solana Foundation)が、ソラナで利用できる新技術「ステート圧縮」の開発を4月6日に発表した。
発表によるとこの新技術は、データを圧縮してブロックチェーン上に直接保存する技術であるという。またこの技術はあらゆる種類のデータの保存に利用できるが、初めはNFT(非代替性トークン)の作成を目的とするそうだ。
これまではNFTを作成する際にデータをブロックチェーン上に保存すると、発行するNFTの数に比例したコストが掛かっていた。しかし「ステート圧縮」を利用すると発行する枚数が増えてもコストが比例して増大することはないという。
そのため「ステート圧縮」を利用すれば、プロジェクトが大きくなればなるほどコストは削減できるという。具体的には、これまでのソラナでは120万SOL必要だった1億個のNFTの発行が、およそ50SOLで行えるようになったとのこと。これは1個当たりの発行にかかるコストが1回の通常のトランザクションとほぼ同じの価格で済むということだ。
なおブロックチェーンベースのメッセージングサービス「ディアレクト(Dialect)」や、NFTやAPIツールを提供するクロスミント(Crossmint)などいくつかのサービスや企業はすでに「ステート圧縮」の利用を開始しているという。
また「ステート圧縮」を利用したNFTを発行するツール「バブルガム(Bubblegum)」がメタプレックス(Metaplex)によってすでに公開されており、誰でも簡単に利用できるようになっている。
なおソラナは今年2月ソラナベースのNFTやトークン、オンチェーンのプログラムをゲーム開発エンジンUnityで開発するゲームに統合することをサポートする「Solana SDK」をUnityアセットストアで公開している。
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参考:ソラナ
デザイン:一本寿和
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