パンケーキスワップV3、イーサリアムとBNBチェーンでローンチ

パンケーキスワップV3がローンチ

大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)のバージョン3が、イーサリアム(Ethereum)およびBNBチェーンのネットワーク上に4月3日ローンチされた。パンケーキスワップが同日発表している。

発表によるとV3の特徴として、V2に比べてトレーダーの取引手数料が最大25倍低くなる他、リクイディティプロバイダー(流動性供給者:LP)は今までと同額の預金でも数倍の手数料が得られるようになったという。

なおV2の取引手数料は0.25%で一律であったが、V3では0.01%、0.05%、0.25%、1%の 4 つの異なる取引手数料が導入されているとのこと。

これら取引手数料では、ステーブルコインのように流動性プールに預けた後の価格変化が少ない資産は0.01%の手数料に分類され、反対に価格損失の可能性が高い資産や流動性の低い資産はより高い取引手数料に対応することになるとのことだ。

またV3では近日中に新機能の提供も予定しているとのこと。VIP取引報酬プログラムや、流動性を簡単に入金できるようになる自動ポジション管理機能、より効果的に指値注文を行うためのビルトイン指値注文とのことだ。

なおパンケーキスワップV2では、イーサリアムとBNBチェーンの他にアプトス(Aptos)も対応していたが、アプトスのみV2対応が続いており、その後のバージョンアップも現在のところ未定となるようだ。

関連ニュース

参考:パンケーキスワップ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Michele-Ursi・artacet

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した