Magic Eden、「ビットコインNFT」Ordinalsに対応

マジックエデンがビットコインNFTに対応

NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)が、ビットコインブロックチェーンのNFTとされる「Ordinals(オーディナルズ)」に対応したマーケットプレイスを新たに3月22日ローンチした。

「Ordinals」は、ビットコインの最小単位である1satoshi(0.00000001BTC)に通し番号をつけ、ひとつのsatoshiに任意のデータを紐づけるプロトコル。2021年11月に実施されたアップグレードにて実装された「タップルート(Taproot)」が利用されている。

今年1月に公開された「Ordinals」だが、2月には人気NFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を運営するユガラボ(Yuga Labs)が、この仕組みを利用して発行した「ビットコインパンクス(Bitcoin Punks)」が9.5BTC(約2700万円)で取引されている。またユガラボは3月に、「Ordinals」によるジェネレイティブアートコレクション「トゥエルブフォールド(TwelveFold)」のオークションを実施。288点のビットコインNFTが出品されたが、わずか24時間で約735BTC(約22.4億円)を集めた。

なお「Ordinals」を扱うマジックエデンでは、「Xverse、Unisat、Hiro」の3つのウォレットに対応しているとのこと。

また現在マジックエデンでは、「Ordinals」対応のコレクションの2次販売のみがサポートされている。今後はビットコインNFTを作成できるツールの提供も検討しているようだ。

なおマジックエデンは今回の「Ordinals」対応により4つのネットワークにマルチチェーン展開することになった。今回のビットコインの他、ソラナ(Solana)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)に対応している。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Nature

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

「金融庁立ち入りは通常検査で運営に影響なし」、ビットバンクが報道に言及

金融庁が国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクへ立ち入り検査に入ったと日経新聞が1月31日報じた。その報道後に同取引所は「当社に関する一部報道のお知らせ」を同日中に発表し、本件が「定期的に行われる通常の検査であり、サービスや事業運営に影響を及ぼすものではない」と表明した