ネクソンとポリゴンラボが提携、「メイプルストーリー」をPolygon Supernetで構築へ

ネクソンとポリゴンラボが提携

グローバルにゲーム開発およびサービス提供するネクソン(Nexon)が、ポリゴンラボ(Polygon Labs)とのパートナーシップを3月22日発表した。

この提携によりポリゴンラボが提供する「ポリゴンスーパーネット(Polygon Supernet)」を利用して、ネクソンが現在開発を進めているブロックチェーンゲーム「メイプルストーリーユニバース(MapleStory Universe)」を構築するとのことだ。

「ポリゴンスーパーネット」は、ポリゴンのシステムを用いて最適なネットワークを各自で作ることが出来る「ポリゴンエッジ(Polygon Edge)」を搭載したサービスだ。ユーザーは自身が提供するサービスにカスタムネットワークが構築できるようになる。今回ネクソンは「ポリゴンスーパーネット」導入により、独自の専用アプリチェーンを持てるようになるという。

「メイプルストーリーユニバース」は、ネクソンが2003年に提供を開始したMMORPG「メイプルストーリー」を基にした現在開発中のブロックチェーンゲームだ。

現在の「メイプルストーリー」ではプレイヤーは法定通貨を利用してゲーム内アイテムの購入や交換を行っているというが、「メイプルストーリーユニバース」においては将来的に、ゲーム内でNFTアイテムの獲得や収集、エコシステムでのユーティリティロック解除など可能になるよう想定しているようだ。

「メイプルストーリーユニバース」のグループリーダーであるファン・ソンヨン(Sun-young Hwang)氏は「web3ゲームのトッププロトコルであるポリゴンを基盤に、メイプルストーリーユニバースが構想するNFTエコシステム拡大を楽しみにしています。今回のパートナーシップはエコシステムを動かすのに最適な選択です」とし「私たちはポリゴンラボのチームと密接に協力して、ゲーム開発とマーケティングを行います」とコメントしている。

関連ニュース

参考:ポリゴンラボ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/greenbutterfly

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

SEC、VanEckとWisdomTreeのETF提案に対する審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が提出した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)に関する複数の規則変更提案について、審査期間を延長することを4月14日に発表した。それぞれ現物ETFの発行および償還を可能とする内容が含まれている

【4/15話題】SBCメディカルGHD・ストラテジー・バリューCがビットコイン追加購入、クラーケンが株式とETF取引開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

GrayscaleのイーサリアムETFステーキング提案、SECが審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が提出した「グレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:ETHE)」および「グレースケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(Grayscale Ethereum Mini Trust:ETH)」に関する規則変更提案について、審査期間の延長を決定したと4月14日に発表した