アンストッパブルドメインズとポリゴンラボが提携、「. polygon」をローンチ

.polygon Domainsでポリゴン上の暗号資産送信可能に

NFTを利用したweb3ドメインサービスを提供するアンストッパブル・ドメインズ(Unstoppable Domains)とポリゴンラボ(Polygon Labs)が提携し、「.polygon」ドメインをローンチしたことを3月14日発表した。

アンストッパブル・ドメインズ社は、複雑なブロックチェーンアドレスを可読性の高いドメイン「アンストッパブル・ドメイン」に紐づけるサービスを提供している。「アンストッパブル・ドメイン」を取得することにより、送金時のアドレスの打ち間違いを防ぐことができる他、アンストッパブル社の公式サイト上で「アンストッパブル・ドメインに紐づけられた個人ウェブサイト」を作成できる。なお「アンストッパブル・ドメイン」はNFTとして発行される。

今回の「.polygon」は、ポリゴンのブロックチェーンのアドレスを可読性のあるものにし、その文字列を○○.polygonのようにドットの前に設定することで、ユーザーは複雑なアドレスを簡易的に扱えるようになるというわけだ。

またアンストッパブル・ドメインズ社によるとポリゴン上に構築されたDapps(分散型アプリケーション)が「Login with Unstoppable」を導入すれば、ユーザーはパスワードやウォレットアドレスを覚えなくとも、保有する「.polygon」による認証によりログインが可能になるとのこと。

なお「.polygon」のローンチを記念して、今月17日までアンストッパブル・ドメインズのウェブサイトにて「ドットポリゴンドメインズ」が25%オフで販売されるとのことだ。

アンストッパブル・ドメインズは昨年11月、同社のドメインサービスをポリゴン上に正式に導入したことを発表した。その際には「.nft」「.crypto」「.wallet」等のドメインをポリゴンエコシステムのユーザーが取得していた。そして今後同社は、イーサリアム上で作成したドメインをポリゴン上に移行する機能の実装などを予定しているとした。

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参考:Unstoppable Domains
images:iStock/royyimzy・dalebor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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