HashHubがSBIグループ100%連結子会社に
SBIホールディングス(SBI HD)が、HashHub(ハッシュハブ)の連結子会社化を2月28日発表した。HashHubは国内にて暗号資産(仮想通貨)レンディング事業及び暗号資産リサーチレポート事業を展開する企業。
発表によるとSBI HDは、HashHubの既存株主と株式譲渡契約を締結したとのこと。株式譲渡完了後はSBIがHushHubの株式を100%保有する見通しとのことだ。なお株式譲渡日は3月31日を予定しているという。
なお株式譲渡完了後においても、HashHubは平野淳也氏が引き続き代表取締役を務め、運営体制にも変更はないとのことだ。
HushHub子会社化によりSBI HDは、HushHubが有するDeFi(分散型金融)に関する知見の共有の他、将来的にはSBIグループのレンディング事業をHashHubへ集約することも検討しているという。
またSBIグループ傘下の暗号資産取引所等を利用している顧客に対してHashHubのリサーチレポートを提供することも考えているとのことだ。
今回の株式譲渡契約締結についてHushHub代表取締役の平野淳也氏は「SBIグループは暗号資産・Web3に最も精力的で、かつその分野を理解し、推し進める胆力を持ち合わせた日本国内随一の金融機関グループです。それに対して当社は、私と同じように暗号資産・Web3の面白さに取り憑かれ、そのうえで世の中に意味のあるサービスを投じたいと願うメンバーが集まった組織です。そんな当社がSBIグループに参画し新しい体制の元でユーザーにさらなる価値を届けられることに、私自身とてもワクワクしています(一部略)」とコメントしている。
SBIグループでは既に、暗号資産交換業者であるSBI VCトレードにおける暗号資産取引所やWeb3ウォレット、ビットポイントジャパンにおける暗号資産取引所サービス、そしてSBINFTではNFTマーケットプレイスを運営している。
ビットポイントジャパンについては、今月2月14日にSBI HDの100%連結子会社になっている。SBI HDは昨年5月、連結子会社のSBIファイナンシャルサービシーズを通じてBPJの発行済株式総数のうち51%を取得し、BPJを連結子会社化していた。そして今年2月に残りの株式49%を取得し100%連結子会社としていた。
なおビットポイントジャパンについても正式な株式譲渡予定日は3月31日となっている。
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参考:SBI
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