地方創生プラットフォーム目指す「にっぽんの宝物DAO」、FiNANCiEでトークン発行

にっぽんの宝物DAOがFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」提供のフィナンシェが、日本最大級の地方創生プラットフォームを目指す「にっぽんの宝物DAO」のトークン新規発行および販売開始を2月23日発表した。

「にっぽんの宝物DAO」は、地域に眠る商品の開発から販売までを一気通貫で支援する「株式会社にっぽんの宝物」が主導するプロジェクト。同社では食・工芸雑貨・観光商材等など地域に眠る様々なヒット商品の原石を、アクティブラーニングの手法を通して世界レベルで売れる商品に育てている。

今回「にっぽんの宝物DAO」ではトークン発行により、web3の仕組みを用いた地方創生DAOを形成し、多くの人々の知恵、応援、参加、支援を募りながら自律分散的なコミュニティの力で地方創生を加速させていくとのこと。

また初回ファンディングで集まった支援金は、地域・全国・世界大会やオンラインイベント、各特典の運営資金をはじめとする「にっぽんの宝物DAO」運営に関する取り組みの全般に充てるとのことだ。

なおトークン購入者は特典として、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや、保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのこと。

トークン投票については、デザイン選定など気軽なものから、企画運営に関するものまで様々なテーマを設けて実施する予定とのこと。そして各開催地域でのトークルームの様子や、実際のイベントのお話など、「にっぽんの宝物DAO」プロジェクトの進捗状況は随時共有していくという。

「にっぽんの宝物DAO」のトークン初回販売は、2月23日9:00から開始しており4月30日20:00まで実施される予定だ。

また「にっぽんの宝物DAO」のトークン販売メニューは、10,000ptから10,000,000ptのものまで全16種類の支援コースが用意されており、コースによって獲得できるトークン数や特典が異なる。

なお用意されている支援コースは、3種類のエントリーコース、教育ツール共同開発コース、にっぽんの宝物・ビジネスコース、にっぽんの宝物・経営支援コース、4種類の国内スポンサーコース、4種類の海外PRイベント参加コース、宝物商品起用イベント開催コース、Give&Giveコースとなっている。

それぞれのコースの購入者には購入pt分のトークンが付与される他、にっぽんの宝物「イベント運営」参加権や、関連イベント情報への先行アクセス権、ホームページにお名前掲載、公式ECサイト優先販売期間へのご招待、にっぽんの宝物代表および「にっぽんの宝物DAO」の発起人である羽根拓也氏監修の教育ツール開発プロセスへの参加権などが付与される。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、「にっぽんの宝物DAO」発起人で、株式会社アクティブラーニングの代表取締役社長および「にっぽんの宝物 」の代表である羽根拓也氏より以下のコメントを得た。

にっぽんの宝物は、個人知、つまり、一人で商品を開発しがちな地域の事業者さんに対して、集合知、つまり、異分野の業界の人や、県外の人と学び、磨き合う仕組みを提供してきました。 フィナンシェと組むことで、この仕組みを一気に全都道府県に広げることを狙っています。短期間でブラッシュアップされ、売れる商品を毎年量産していくプラットフォームが、日本の未来を変えていくことを期待しています。

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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