FTXJPが出金サービス再開、Liquid Japan通じて

FTXJPが出金サービス再開

国内暗号資産(仮想通貨)取引所FTX Japanが、法定通貨の出金および暗号資産の出庫のサービスを本日2月21日正午より再開した。以前より同サービス再開は2月中旬予定と通知されていたが、昨日20日に再開することが発表されていた。

FTX Japanは昨年11月に経営破綻した親会社FTX Tradingの影響を受け、それ以降、出金・出庫のサービスを基本的に停止していた(一時期のみ日本円の出金を再開していたが再び停止している)。

なお再開した出金・出庫サービスは、FTX JapanからではなくLiquid Japan(リキッドジャパン)を通じて提供がされている。

Liquid JapanはFTX Japan株式会社の前身となるQUOINE(コイン)株式会社が運営していたプラットフォーム。QUOINEの親会社であるリキッドグループが昨年2月にFTXから買収されたことにより、当時「Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)」だった名称は「Liquid by FTX」に変更し、その後別に立ち上がった「FTX Japan」にサービス移行していた。

今回再開した出金・出庫サービスを利用するには、Liquid Japanに口座を持たないユーザーは新たに口座開設が必要になる。また以前Liquid JapanからFTX Japanへ口座を移したユーザーは、再度Liquid Japanの口座へ移管する手続きを踏む必要がある。

なおLiquid Japan口座へ移管可能な口座残高については、2022年11月12日午前0時(日本時間)において実施された「スナップショット」の時点から計算されているとのことだ。

またFTX Japanは「その他サービス再開については、あらためてご案内する予定です」とアナウンスしている。

FTX Japanは昨年11月10日および12月9日に、関東財務局から業務停止命令および資産の国内保有命令を伴う行政処分を下されていた。

なお行政処分に関する期間については、昨年12月10日から今年の3月9日までとなっている。

行政処分を受けFTX Japanでは「新規口座開設の停止」、「取引サービスの全面停止」、「法定通貨の入金及び暗号資産の入庫の停止」を継続している。

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参考:FTXJP
デザイン:一本寿和

images:iStock/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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