ザ・サンドボックスがサウジアラビアデジタル政府機関と提携
NFTゲーム提供のザ・サンドボックス(The Sandbox)の共同創設者兼COOセバスチャン・ボルジェ(Sebastien Borget)氏が、サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)とメタバース活用へ向けた提携の覚書(MOU)を締結したと2月8日自身のツイッターで発表した。
この覚書締結は、サウジアラビアの首都リヤドで開催されたテック業界イベント「LEAP Tech Conference in Saudi Arabia 2023(LEAP23)」にて行われたとのこと。セバスチャン氏は自身のツイッターで締結の喜びを伝え、メタバース活用に向けた相互支援への期待を伝えている。
It was a true honor to sign our MOU partnership ceremony between @TheSandboxGame and the Saudi Arabia Digital Government Authority (DGA) during #LEAP 2023 conference, and we look forward to exploring, advising and supporting mutually each other in activations of the Metaverse pic.twitter.com/mTBYqlwvUa
— Sebastien (@borgetsebastien) February 7, 2023
今回の発表では、提携内容の詳細などは明かされていないが、ボルジェ氏によると、詳細は「今後数週間」のうちにあきらかになるとのことだ。
ザ・サンドボックスとは
ザ・サンドボックスはイーサリアムブロックチェーン上に構築されている、オープンワールドのNFTゲームだ。
ザ・サンドボックスでは、仮想の土地「LAND(ランド)」を使ってメタバース上のビジネスの立ち上げや、ピクセルモデルを制作するボクセルアーティストとして活動するなど、様々な遊び方ができる。またゲーム内通貨として流通するSANDは、NFTの購入やゲーム内のサービスを利用する際に使用が出来る。
なおSANDは現在、暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)、OKX(オーケーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)などで取り扱われている。
昨年12月には、ブロックチェーンのセキュリティ企業オープンゼッペリン(OpenZeppelin)と提携し、メタバースのセキュリティサービスを開始している。
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デザイン:一本寿和
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