アバランチ(AVAX)、エクスプローラーアップグレードでPチェーン可視化向上

アバランチ、エクスプローラーをアップグレード

アバランチ(Avalanche)を開発するアバラボ(Ava Labs)が、アバランチのブロックチェーンエクスプローラーのアップグレードを1月31日に発表した。

今回のアップグレードにより、アバランチが提供するブロックチェーンエクスプローラーである「アバランチ・エクスプローラー」に「Pチェーン・エクスプローラー」の機能が追加されたとのこと。

Pチェーンはアバランチを構成するメインチェーンの一つ。アバランチは、資産の取引を担う「Xチェーン」、コントラクトの作成および実行を担う「Cチェーン」、バリデーターの調整とサブネットの作成を担う「Pチェーン」の3つのメインチェーンから構成されるブロックチェーンプラットフォームであり、ユーザーはアバランチ上に相互運用可能な独自のブロックチェーン(サブネット)を作成できる仕組みとなっている。

今回追加された「Pチェーン・エクスプローラー」を使用することで、アバランチにおけるバリデーター、ステーキング、報酬分配、サブネットの作成状況などを確認できるようになる。これによりPチェーンの可視性が向上し、アバランチのエコシステムが、ユーザーと開発者の双方にとってより透明性の高いものになるとのことだ。

アバラボのプロダクト管理責任者であるアカシ・グプタ(Akash Gupta)氏は「新しいPチェーン・エクスプローラーはバリデータ、報酬、およびアクティブなサブネットの追跡を簡単にします。またエクスプローラーを使用することでユーザーはアバランチの柔軟なシステムと堅牢なサブネット機能を容易に理解できるようになります」とコメントしている。

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参考:Avalanche
デザイン:一本寿和
images:iStock/sandipruel-

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小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
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