ビットバンクが「フレア(FLR)」取扱
国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)による暗号資産「フレア:旧名スパーク(FLR)」の取扱いとエアドロップ付与の日程が1月11日に決定した。ビットバンクが1月6日発表した。
なお予定通りFLRがビットバンクに上場すれば、国内取引所においての取扱いは初の事例となる。
対応サービスについては現物取引所(板取引)およびレンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」が対象となるようだ。
なお現物取引所では、FLR/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001FLRとなっており、指値の場合の最大注文数量と呼値については上場直前に決定するとのこと。
また「暗号資産を貸して増やす」の募集開始日は、FLR取扱開始日と同日を予定しているとのことだ。
ちなみにビットバンクでのFLR対応チェーンはフレアネットワークス(Flare Networks)となっており、ネイティブトークンが取り扱われることになる。
昨年12月、ビットバンクは今年1月9日に予定されているフレアネットワークス(Flare Networks)のトークン配布イベントから「2週間以内」にFLRの取り扱いと付与を実施することを発表していた。
その際のアナウンスによると今回のFLR付与数は、フレアネットワークスのトークン配布ルールに従って、リップル(XRP)保有数量の15%になるとのこと。残りの85%については、1月14日に行われる予定のフレアネットワークスのガバナンス投票によって決定されるという。
なお注意点として、FLRエアドロップを付与する時点においてビットバンクを退会している、もしくはアカウント凍結などの取引停止の措置がとられているユーザーについては、今回の対応について対象外になるとのことだ。
なおFLRが予定通り上場すれば、ビットバンクは合計23銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。
現在ビットバンクの現物取引所では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、アバランチ(AVAX)、アクシーインフィニティ(AXS)の取引が行われている。
フレアネットワークスとは
フレアネットワークスはリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)などを対象としてスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクトだ。FLRは、フレアネットワークス上の取引手数料の支払い、ステーキング、エコシステムの方針を決定するためのガバナンス投票に利用される。
フレアネットワークスは2020年8月、FLRをXRPと同量発行してXRP保有者に1:1の割合でエアドロップ(付与)することを発表していた。それにあたり2020年12月12日グリニッジ標準時00:00(日本時間午前9時)時点におけるXRP保有量に対するスナップショット(権利確定日)に基づいて段階的に付与するとしていた。
このトークン付与(エアドロップ)について、当時FLRの上場承認がされていなかった国内各取引所はフレアネットワークスと協議を行っていた。
その協議の結果FLRトークン付与に関しての合意条件として、「2023年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁(FSA)に上場承認された場合、当該の国内事業者はFLRトークンを請求しリップル(XRP)保持者(当該各取引所のXRP保有の付与対象ユーザー)に分配する」ということになっていた。
以下2023.1.6 16:40追記
「あたらしい経済」編集部はビットバンクよりFLRを取扱理由について以下のコメントを得た。
「フレアは、安全かつ分散されたスマートコントラクト・ネットワークの構築を行い、Ripple、Litecoin 、Stellar などを対象としてスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクトです。ネイティブトークンであるFLRは、Flare Networks 上の取引手数料の支払い、ステーキング、エコシステムの方針を決定するためのガバナンス投票に使用することができます。
Flare Networks は、ブロックチェーンの相互運用性にも焦点を当てているプロジェクトであるため、暗号資産業界の発展に寄与することを期待するとともに、多くの方に当該プロジェクトについて知っていただきたいという思いで選定を行いました」
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参考:ビットバンク
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