ChainGuardians、オアシスで独自L2「Chain Verse」構築
オアシス(Oasys)が、複数のブロックチェーンゲームを開発する「チェーンガーディアンズ(ChainGuardians)」のチェーンに採用されたことを12月23日発表した。「チェーンガーディアンズ」の独自チェーンとして、オアシスのレイヤー2で「チェーンバース(Chain Verse)」が構築されるとのことだ。
あわせて「チェーンガーディアンズ」のゲーム「チェーンアリーナ(ChainArena)」が本日12月23日より、そして12月29日には「チェーンガニーズ(ChainGunnies)」がオアシス上でプレイ可能となる。「チェーンアリーナ」は、チェーンガーディアンズのキャラクターが初めてモバイルゲームで登場するアクションRPGで、「チェーンガニーズ」はFPSホラーサバイバルゲームだ。なお今後も複数タイトルのゲームをリリース予定とのことだ。
オアシスは、今回の取り組みについて「ブロックチェーンゲームのマスアダプションを目指すChainGuardiansと、ブロックチェーンゲームの快適なUXを実現するOasys独自のアーキテクチャで産業を牽引し、数々のゲームを提供していく」と伝えている。
なおオアシスは12月6日、資金調達のストラテジックラウンドとパブリックトークンセールを完了している。そのストラテジックラウンドにチェーンガーディアンズは参加し、出資を行っていたようだ。
オアシス(OAS)について
オアシスは「Blockchain for The Games」をコンセプトに独自のゲーム特化ブロックチェーンを開発する、今年2月8日に発足されたプロジェクトだ。
プロジェクトメンバーは、初期バリデーターとしての参加を発表したバンダイナムコ研究所の代表取締役社長である中谷始氏を含め、doublejump.tokyo 代表取締役CEOの上野広伸氏、gumi 創業者/Thirdverse代表取締役CEOの國光宏尚氏、セガ取締役副社長の内海州史氏やYield Guild Games 共同創業者のギャビー・ディゾン(Gabby Dizon)氏らが名を連ねる。
オアシスの開発しているブロックチェーンは、イーサリアムバーチャルマシーン(EVM)互換。 具体的にはレイヤー1(Hub-Layer)とレイヤー2(Verse-Layer)技術を組み合わせた独自の「Oasysアーキテクチャ」を採用している。 ちなみに「Oasysアーキテクチャ」はPoS(Proof of Stake)をコンセンサスアルゴリズムに採用し、エコシステムの拡大と環境問題の双方に配慮された設計とのことだ。
そしてこの設計によって、ゲーマーは高速かつ手数料(ガス代)無料でのサービス体験が実現でき、ゲーム開発者はブロックチェーンを活用したゲーム内決済やNFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、及び他ゲームとの連携が容易になるという。
今年12月にオアシスは、ギャラクシーインタラクティブ(Galaxy Interactive)、韓国ゲーム大手ネクソン(Nexon)、前澤友作氏率いるMZ Web3ファンドらからストラテジックラウンドで資金調達を実施。また11月30日から12月4日までの5日間で行われたパブリックセールは60ヵ国の投資家が参加し、開始から半日以内に目標金額の100万ドルを達成したという。
そして現在はメインネットローンチし、オアシスのネイティブトークン「OAS」は、OKX、Kucoin、Bybit、Gate、Huobiの5取引所に上場している。
またオアシスは、自社初となるNFTプロジェクト「OASYX」の開始も12月8日発表している。
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参考:オアシス