前澤友作MZ Cryptos、SBI、アニモカら gumi組成web3ファンド「Decima Fund」にGPとして参画

MZ Cryptos、SBI、アニモカが、「Decima Fund」のGPに

前澤友作氏のMZ Cryptos、SBIホールディングス、アニモカブランズ(Animoca Brands)らが、ブロックチェーン領域特化の投資ファンド「デシマファンド(Decima Fund)」にジェネラルパートナー(GP)として参画し、共同運用していくことを、gumiが12月22日に発表した。

gumiは今年6月に、上場したトークンへの投資や国内プロジェクトのインキュベーションを主として実行する戦略ファンドとして「デシマファンド」を組成していた。このファンドの規模は、3,000万ドル(約40億円)から5,000万ドル(約67億円)となっている。

「デシマファンド」では、ブロックチェーン領域における日本のプレゼンス強化への貢献を目的に、最大5,000万ドルの投資を行うことで、日本発web3ベンチャーのグローバル展開やグローバルプレーヤーの日本進出支援を実施していく予定だという。

MZ Cryptosファウンダーの前澤友作氏は「Web3領域で活躍する日本人を支援するDecimaファンドに、運営メンバーとして参画させてもらうことになりました。経験豊富なメンバーと共に、日本のWeb3産業を盛り上げていくために全力で取り組んでいきます!」とコメントしている。

SBIホールディングス執行役員のデジタルスペース室長である奥山真史氏は「ブロックチェーンや暗号資産といった新たな領域における事業開発は日本の経済成長に不可欠です。SBIグループは創業より『新産業クリエーターを目指す』ことを経営理念の一つに掲げ、近年ではWeb3領域への進出を加速しており、本ファンドへのGP参画により、産業の更なる発展に寄与できると確信しています」とコメントしている。

アニモカブランズ創業者でエグゼクティブチェアマンのヤット・シウ(Yat Siu)氏は「Decimaファンドのミッションと弊社のミッションは、目指すところが一緒です。日本のWeb3エコシステムの成長を支援するために、今回Decimaファンドの一員として、経験と信頼感があるチームとWeb3産業の前進をともに目指せることを誇りに思っております」とコメントしている。

そしてgumi代表取締役社長の川本寛之氏は「この度は業界を代表するプレーヤー3名をDecimaファンドのGPにお迎えできることを大変嬉しく思います。新たなGP参画により、本ファンドが成功するとともに、産業全体の発展に貢献できることを確信しております」とコメントしている。

今年3月にgumiや新生銀行らが出資するweb3ファンド「gumi Cryptos Capital」が、2号ファンド「gumi Cryptos Capital Fund II」で1.1億ドル(約130億円)の資金調達を完了している。なお1号ファンドでは、オープンシー(OpenSea)、イールド・ギルド・ゲームス(Yield Guild Games)、アスター(Astar)など注目プロジェクトに初期から投資してきた実績がある。

また2号ファンドは、web3関連のゲーム、NFT、DeFi、メタバース、各種DAO関連、マルチ チェーン、マルチリージョン、クロスチェーンソリューション、インフラ、開発者向けのツール、アプリケーションなどの分野を対象に約50社への投資を実施予定としていた。

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参考:SBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/M-A-U

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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