Arriba Studioが資金調達
シンガポールと東京を拠点にweb3起業家支援を行うアリーバスタジオ(Arriba Studio)が、国内外大手事業会社からの資金調達を12月20日に発表した。博報堂DYグループ、Game On、アミューズらなどから調達したのとのこと。
なお今回の達額は公開されていないが、これまでの同社の累計の調達額は7億円になるとのことだ。
今回の調達で、web3企業のアクセラレーター活動を強化し、出資や支援先の幅もシンガポールに加えてUAE等全世界へ拡大していくという。
シンガポール進出支援の拡充への取り組みとして、シンガポールでJR東⽇本グループが展開するコワーキングスペース「One&Co」と提携し、web3スタートアップを支援するプログラム等の検討を進めるとのこと。またアリーバスタジオのオフィスアワーやコミュニティイベント等も現地にて定期的に実施していく予定だ。
なお同社が開催するイベント「ArribaX」については、日本・シンガポール同時開催を目指すとのこと。そしてUAEへの進出支援のために同社内に進出準備室を開設したとのことだ。 ・またAWSやGoogle Cloudと提携し、出資先に対して開発用クーポンを提供するとのこと。
なお今年7月にアリーバスタジオ(Arriba Studio)は、日本発のゲーム特化ブロックチェーンプロジェクト「オアシス(Oasys)」と、ゲームギルドのイールドギルドゲームスの日本版「YGG Japan」へトークン出資を行なっている。
アリーバスタジオ佐藤氏へ取材
「あたらしい経済」編集部は、アリーバスタジオ創業者で代表の佐藤崇氏へ取材を行った。
––国内事業者は、web3のどの領域に最も関心を集めているのでしょうか?
目下既存の事業モデルで限界が近い、ゲーム・エンタメ周辺領域になっていくのではないでしょうか?
国内事業者が一方で事業拡大を進める過程で、海外発のトークンやエコシステムが以前として使いにくい話はたくさんあるので周辺領域への投資も進むと思います。
––またArriba Studioは2023年、どのような領域への投資を進めていきたいですか?
マーケットチェンジャーになりうるプレイヤーにリード的な存在で投資実行をしていきたいです。
分野としては、ゲームが従来多かったですが、今後は、コミュニケーション/マーケティング系、xFi系、インフラ/saas系に注力していくと思います。