アバランチ「Coreウォレット」モバイル版、Androidからリリース

アバランチ「Coreウォレット」のモバイル版がリリース

レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」の独自ウォレット「コアウォレット(Core Wallet)」のモバイル版がリリースされた。アバランチの開発を主導する米アバラボ(Ava Labs)が12月14日発表した。

今回発表されたモバイル版ウォレット「コアモバイル(Core mobile)」は、アンドロイド(Android)版が先行して公開されている。グーグルプレイ(Google Play)から無料でダウンロードが可能だ。

iOS版については、アップル(Apple)の審査を経て、近日中、2023年にはアップストア(App Store)で公開される予定とのことだ。

「コアウォレット」は今年6月にローンチされていた。その際にはブラウザ拡張機能の「コアエクステンション(Core Extension)」として提供が開始されていた。

また8月にはEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換の全てのブロックチェーンのサポートを開始しており、これにより同ウォレットでは、アバランチ(AVAX)及びアバランチのサブネット(アバランチを利用して構築された独自のブロックチェーン)、ビットコイン(BTC)そしてイーサリアムを含めたEVMチェーンの資産をひとつのウォレットで管理可能になったと発表していた。

今回公開された「コアモバイル」についても同様に、それらブロックチェーンの資産がサポートされているとのことだ。

アバランチは、2020年9月にメインネットをローンチしたレイヤー1(L1)ブロックチェーン。アバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのためContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在している。AVAXはアバランチのネイティブトークンだ。

なお「コアウォレット」では、C-Chainとビットコイン間のブリッジをサポートしている。

関連ニュース

アバランチ「Coreウォレット」、全EVM互換チェーン対応開始

米コインベース、アバランチネイティブの「USDC」サポート

INXのデジタル資産プラットフォーム、アバランチ(AVAX)と機能統合へ

アリババクラウド、アバランチ(AVAX)開発インフラをサポート

アバランチの「BTC.b」、LayerZeroでクロスチェーン転送可能に

参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored