米コインベース、アバランチネイティブの「USDC」サポート

米コインベース、アバランチのUSDCサポート

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、アバランチネイティブのUSDCのサポート開始を12月13日に発表した。

USDCはサークル(Circle)によって発行されている米ドルペッグのステーブルコインであり、ステーブルコインではテザー(USDT)に次ぎ、世界で2番目に多く流通している。もともとはイーサリアムベースに開発されたものであったが、現在ではソラナやアバランチ、トロンをはじめ様々なブロックチェーンで発行されており、時価総額は現在およそ9兆円となっている。

今回コインベースでサポートが発表されたのは、L1ブロックチェーンのアバランチ(Avalanche)上で提供されているUSDCである。これにより特定の地域を除くユーザーはコインベースが提供するすべてのサービスでアバランチネイティブのUSDCを簡単に売買できるようになった。

コインベースユーザーはブリッジプロトコルなどのサービスを利用することなく、直接現金やクレジットカードからアバランチ上で利用するためのUSDCを購入できるようになった。またこのことは同様にUSDCを直接現金に戻すこともできるようになったいうことだ。

なおアバランチには現在、アバランチブリッジ(AB:Avalanche Bridge)が発行するUSDCのペッグ通貨であるUSDC.eが存在しているが、今回サポートされるのはサークルがアバランチで直接発行するネイティブなUSDCのみだ。

コインベースは12月8日、USDTからUSDCへの交換手数料を無料にする発表をしており、これに関して「信頼性と評判の高いステーブルコインであるUSDCをより摩擦なく切り替えられるようにする」と述べていた。  

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和

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田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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