「プロフィールNFT」正式版が提供開始
LINE Xenesis(ラインジェネシス:旧LVC)提供の国内向けNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」が、「プロフィールNFT」正式版の提供開始を12月6日発表した。
「プロフィールNFT」は、「LINE」のプロフィールアイコンをLINEブロックチェーン上で発行されたNFTに設定できる機能。所有するNFTをプロフィールアイコンに設定すると、プロフィールアイコンに「NFT」と記載された特別バッジが表示されるとのこと。
正式版の提供はアンドロイドアプリから開始されたとのことで、iOSアプリについては順次進めていくとのことだ。
なお「プロフィールNFT」は体験版として今年7月より提供が開始されていた。「LINE NFT」によるとそれ以降、「プロフィールNFT」機能に対応したNFTの販売数は約16,000点を超え、購入したユーザーの半数が実際にLINEのプロフィールアイコンへ設定したとのことだ。
また今回「LINE」のプロフィールアイコンをNFTに設定できるのは、前述の通りLINEブロックチェーン上で発行されたNFTに限る仕組みだ。イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)などの一般的なパブリックブロックチェーンで発行されたNFTに関しては設定することができないため、注意が必要だ。
「LINE NFT」は今年4月から提供され、LINE ブロックチェーン上で発行されたNFTを売買できるサービス。現在キャラクターやアニメ、スポーツ、アーティストなど幅広いジャンルのNFTが約7万点販売されている。
「LINE NFT」ではLINEの暗号資産(仮想通貨)リンク:LINK(LN)及び日本円でNFTが売買できる。商品を売買する場合は、「LINE Pay」または暗号資産取引所「LINE BITMAX」のサービス加入が必要となっている。なお「LINE NFT」で購入したNFTは、デジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」で保管できる。
なおLINEブロックチェーンは、LINEが独自開発したプライベートブロックチェーンだ。ネイティブトークンとして暗号資産リンク(LN)も発行されている。ちなみにLINEブロックチェーンはコスモス(ATOM)の開発基盤となっている「Tendermint BFT(Benzantine fault Tolerance)」によって開発されており、イーサリアムとの相互運用が計画されている。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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参考:LINE
デザイン:一本寿和
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