ギャラクシーデジタル、カストディ企業GK8買収

ギャラクシーデジタル、GK8買収

ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)が、機関投資家向け暗号資産(仮想通貨)セルフカストディプラットフォーム運営のGK8の買収予定を12月2日に発表した。

この買収は暗号資産レンディング企業セルシウスネットワーク(Celsius Network)の連邦破産法第11条(チャプター11)に関連して実行される売却手続きの結果であり、裁判所の承認およびその他の終了条件に従って実行される予定だ。

この買収により、暗号解読者やブロックチェーンエンジニアを含む約40名のチームがギャラクシーデジタル加わる予定とのこと。またこの取引によりイスラエルのテルアビブのオフィスが、ギャラクシーに加わるとのことだ。

GK8は特許取得済みの技術を使って暗号資産を安全に保管し、インターネットに接続せずにブロックチェーン取引を実行するためのサービスを提供する企業だ。

ギャラクシーデジタルはGK8の継続的な事業を支援するとともに、ギャラクシーデジタルの継続的な開発においてGK8のカストディソリューションを活用していく意向だ。ギャラクシーデジタルが提供する「GalaxyOne」は機関投資家向けの新しいプライムサービスで、取引、融資、ポートフォリオ間マージン、デリバティブを市場でリスク管理プロセスと組み合わせ、GK8を含む幅広いカストディオプションでサポートしていく方針だ。

ギャラクシーの創業者兼CEOであるマイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏は「GK8の買収は、暗号資産のための真のフルサービス金融プラットフォームを構築するための重要な基礎となるもので、当社の顧客が汎用性と機能性を損なうことなく暗号資産をギャラクシーに保管するか別の場所に保管するかの選択肢を確保することができます。この業界にとって極めて重要な時期にGK8を当社の主要プロダクトに加えることは、ギャラクシーを持続的に成長させるために戦略的機会を活用する当社の継続的な意欲を示すものでもあります」とリリースで伝えている。

GK8の創業者でCEOのリオル・ラメシュ(Lior Lamesh)氏は「私たちは、暗号資産のエコシステムに参加する金融機関にとって最も安全なプラットフォームとして選ばれるよう精力的に取り組んできました。GK8のカストディ技術がブロックチェーンの未来に与える影響を真に理解している金融機関やデジタル資産サービスの大手プロバイダーの1社に参加できることに、私たちは大きな期待を寄せています。ギャラクシーデジタルの支援により、ギャラクシーデジタルのクラス最高のサービスとGK8の暗号技術、セキュリティ、比類のない研究開発スキルの組み合わせを紹介する、新しくエキサイティングなサービスを業界に導入することを目指します」と伝えている。

参考:ギャラクシーデジタル
images:iStocks/ChrisGorgio
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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