テレグラムがDEXやウォレット開発か、FTX崩壊受け

テレグラムがDEXやウォレット開発か

メッセージングプラットフォームのテレグラム(Telegram)創設者兼CEOであるパベル・デュロフ(Pavel Durov)氏が、ノンカストディアルウォレットと分散型取引所(DEX)の開発を始めると12月1日にツイートした。

パべル氏は「ブロックチェーン市場は非中央集権の約束のもとに構築されてきましたが、結局は一部の人に集中し、その力を乱用するようになりました」とツイートした。

このことからテレグラムがノンカストディアルウォレットとDEXの開発を始めようと考えたきっかけは、暗号資産取引所FTXの経営破綻の影響と考えられる。

さらに同氏は「解決策は明確です。ブロックチェーンベースのプロジェクトは、そのルーツである分散化に立ち返るべきです。暗号資産のユーザーはDEXとノンカストディアルウォレットに利用を切り替えるべきです」と伝えている。

同氏はテレグラムの次の取り組みについて「何百万人もの人々が暗号資産を安全に取引・保管できるよう、ノンカストディアルウォレットや分散型取引所などの分散型ツール一式を構築することです。そうすることで現在の過剰な中央集権化によって引き起こされた過ちを修正できます」と示している。

なおノンカストディアルウォレットとは、取引所やサービス提供企業といった中央管理組織ではなく、ユーザー自身がウォレットの秘密鍵を管理するセルフカストディ形式のウォレットのこと。

参考:Telegram CEO
images:iStocks/Who_I_am
デザイン:一本寿和

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竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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