Nikeがweb3プラットフォーム「.SWOOSH」発表
大手スポーツブランドの「Nike(ナイキ)」が、web3プラットフォーム「.SWOOSH」の立ち上げを11月14日発表した。なおナイキジャパン広報に確認を取ったところ、「.SWOOSH」の読み方は「ドットスウッシュ」であるとのことだった。
「.SWOOSH」では様々なサービス提供が予定されており、ユーザーはゲームなどで着用できるバーチャルなデジタルのシューズやジャージ、アクセサリーが収集可能になるとのこと。また実際に着用できるフィジカルな製品の入手や、アスリートやデザイナーと会話できるイベントなども予定されているようだ。
また、「ナイキ・バーチャル・スタジオ(Nike Virtual Studios)」のジェネラルマネージャーであるロン・ファリス(Ron Faris)氏は「私たちはWeb3に関心のある人々がアクセスできるプラットフォームで、未来のマーケットプレイスを形成しています。.SWOOSHコミュニティとナイキは共に創造し、共有し、利益を得ることが可能です」と述べている。
なお、現在「.SWOOSH」はベータ版であり、今月末にも参加登録を開始し、2022年の残りの期間で多様で公平にコミュニティ作り、2023年に最初の「デジタルコレクション」を発表する予定だという。
また、デジタルコレクションが発表された直後から、ユーザーがナイキとバーチャル製品を共同制作する機会を獲得できるコミュニティチャレンジも開始するようだ。その勝者は共同作成を支援した製品に対してのロイヤルティを獲得できるという。
なお「.SWOOSH」には、ブロックチェーン基盤としてポリゴン(MATIC)が採用されているとのことだ。
なおナイキは昨年12月にNFTファッションブランドのRTFKT(アーティファクト)を買収しており、web3、NFTファッションやメタバース領域に積極的な姿勢を示している。
関連ニュース
RTFKT「Clone X」がNikeとのコラボアイテム、AF1スニーカーなど
アディダス初のNFTコレクション「Into The Metaverse」、売上総額26億円で完売
BAYCのユガラボ、ビープルのNFT企業「WENEW」と「10KTF」を買収
RTFKT「Clone X」がアバターの3Dファイル配布、クリエイターエコノミー実現へ
参考:Nike
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Massimo-Giachetti