LayerZero、FTXやAlamedaが保有の同社株式やトークン買い戻し

LayerZero、FTXやAlamedaが保有の同社株式やトークン買い戻し

ブロックチェーンのインターオペラビリティプロトコルを開発するレイヤーゼロ(LayerZero Labs)が、FTXやFTXベンチャーズおよびアラメダ(Alameda)が保有するレイヤーゼロの株式、トークンワラントなど、FTXらとの間の合意事項を全て買い戻したことを11月10日明らかにした。レイヤーゼロ創業者でCEOのブライアン・ペレグリノ(Bryan Pellegrino)氏がツイートで明かした。

レイヤーゼロは、今年3月にFTXベンチャーズ、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、セコイアキャピタルが主導したシリーズA+ラウンドで1億3,500万ドル(約165億円)を調達していた。

ちなみにレイヤーゼロラボは、様々なブロックチェーンのサイロ化を解決するために、強力で低レベルの通信システムを提供している。そしてその上に多様なクロスチェーンアプリケーションを構築する設計で、マルチチェーンプロトコルの「オムニチェーン相互運用プロトコル(Omnichain’ Protocol)」を開発している。

なおペレグリノCEOは現在のレイヤーゼロの財務状況も合わせてツイートで明かした。「現在直接現金残高で1億700万ドル、オンチェーン資金で2,700万ドル(90%がステーブルコイン)、合計で1億3400万ドルを保有している。またFTXで運用されていた1,150ドルがあるが、当面FTXの運用資金を0ドルとして評価する」と同氏は説明している。

参考:LayerZero
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Wiphop-Sathawirawong

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/10話題】クラーケンがマスターカードと提携、イーサリアム現物ETF関連のオプション取引を米SEC初承認(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

21Sharesのドージコイン(DOGE)現物ETP、SIXスイス証券取引所に上場、米SECにETF申請も

スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が運用する、暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)に連動したETP(上場取引型金融商品)「21シェアーズ・ドージコイン・ETP(21Shares Dogecoin ETP)」が、スイスのSIXスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)に上場した。21シェアーズの公式Xアカウントで4月9日に発表された

「イーサリアム現物ETF」関連のオプション取引を米SEC初承認、BlackRock・Bitwise・Grayscaleが対象に

米国証券取引委員会(SEC)が、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)運用のイーサリアム(ETH)現物ETF(上場投資信託)「iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(iShares Ethereum Trust:ETHA)」に関するオプション取引の上場を承認した。SECが4月9日に発表した