「FTXによる混乱は暗号資産業界に内在するリスクを強調している」、米SECゲンスラー

「FTXによる混乱は暗号資産業界に内在するリスクを強調している」、米SECゲンスラー

ここ数日の暗号資産(仮想通貨)業界の混乱は、取引仲介業者が非常に多くの中核的機能を担っているため、業界に内在するリスクを強調していると、米国証券規制当局のトップが11月9日に伝えた。

証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長は、大手暗号資産取引所FTXの財務の健全性に対する懸念を中心に、ここ数日の出来事を鑑みて、従来の金融市場の監視対象外で運営されてきた暗号資産業界のリスクを強調した。

ゲンスラー氏はHealthy Markets Associationのイベントで「暗号資産業界のリスクについては、この仕事に就いてから1年以上ずっと言ってきたことだ」と伝えた。

暗号資産は歴史的に規制のグレーゾーンに陥っている。現在FTXの顧客資金の取り扱いを調査しているSECは、民主党政権下で暗号資産業界のモニタリングを強めている。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
(Reporting by Chris Prentice; Editing by Chris Reese and Jonathan Oatis)
翻訳:竹田匡宏(あたらしい経済
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored