ユーロステーブルコイン「EUROC」、サークルがソラナ(SOL)への対応発表

ユーロステーブルコイン「EUROC」、サークルがソラナへの対応発表

米ドルステーブルコイン「USDC(USD Coin)」やユーロの「EUROC(Euro Coin)」発行元であるサークル(Circle)が、2023年前半に「Euro Coin」をソラナ(Solana)基盤に対応することを11月6日に発表した。今年6月に「EUROC」は、イーサリアム「ERC-20」規格として発行されていた。 

またサークルは、パーミッションレスなクロスチェーン基盤である「Cross-Chain Transfer Protocol」へのアクセスをソラナに拡張する計画も発表した。

ソラナラボ(Solana Labs)の決済責任者シェラズ・シャア氏は「EUROCがソラナで利用可能になることで、FXの新しいユースケースが解放され、新しいベース通貨でトレーダーにオプション性を提供し、EUROCの貸し借りが可能になり、ソラナペイの決済通貨としてUSDCと並んで利用可能になります。ソラナのようなほぼ即時決済が可能な高速で効率的なチェーン上のEUROCなどのステーブルコインは、銀行やフィンテックの未来となるでしょう」とリリースで伝えている。

サークルのプロダクト担当副社長ジョアン・レジナート(Joao Reginatto)氏は「ステーブルコインのためのマルチ通貨戦略は、ユーザーにオプション性を提供し、マルチチェーンの可用性は流動性へのアクセスを容易にします。ソラナは、EUROCとCross-Chain Transfer Protocolの開発者エコシステムの深さと幅を考えると、論理的な次のステップです。私たちは、来年早々にローンチする際に、この成長を見守ることに興奮しています」と説明している。

ちなみに6月のEUROCのローンチ時に対応が決まっていたサービスは、アンカレッジデジタル(Anchorage Digital)、バイナンスUS(Binance.US)、ビットスタンプ(Bitstamp)、コンパウンド(Compound)、カーブ(Curve)、CYBAVO、DFX、ファイヤーブロックス(Fireblocks)、FTX、フォビグローバル(Huobi Global)、レジャー(Ledger)、メタマスク(MetaMask Institutional)、ユニスワップ(Uniswap Protocol)などとなっている。

参考:Circle
images:iStocks/Who_I_am
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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