クリプトドットコム、パリ本部設立に向け約213億円投資

クリプトドットコムが約213億円投資

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、フランスのパリに欧州地域本部を設立することと、同本部に約213億円(1億5000万ユーロ)を投資することを10月12日に発表した。

同社は先月28日、フランスでデジタル資産サービスプロバイダー(DASP)として同国金融庁に登録されており、フランス居住者に対し、現地の規制に準拠した一連の商品・サービスを提供できるようになっていた。

今回の欧州地域本部への投資はDASPの登録完了に続く動きとなっており、クリプトドットコムはフランスでの長期的なコミットメントに向け、投資資金を同本部の設立に加えコンプライアンスや事業開発、地元の人材雇用に充てるとのことだ。

またクリプトドットコムは暗号資産市場における同社のブランドプレゼンス向上を目的とした、イニシアティブへの支援も追加で行う予定としている。

クリプトドットコムによる事業者ライセンス取得の動き

同社はこの3ヵ月で多くの各国規制当局からの事業者ライセンスの取得を進めている。

6月にはドバイ仮想資産規制局から暗号資産ライセンスの仮承認、シンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの基本承認を受け、7月にはイタリアの規制当局OAMによるサービス提供の承認、キプロスの証券取引委員会(CySEC)からの承認を得ている。

そして8月8日には韓国での電子金融取引法および仮想資産サービスプロバイダー登録、11日にはケイマン諸島金融管理局の規制認定、15日にはカナダのオンタリオ証券委員会(OSC)より暗号資産事前登録業者として承認、18日には英国の金融規制当局FCAより暗号資産事業者として認可をされている。

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参考:クリプトドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Stephanie-Zieber

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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