【取材追記】ビットバンクがPoW版イーサリアム「ETHW」を日本円で付与へ、ETH保有ユーザーに対し

ビットバンクがETHWを日本円で付与へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクが、「EthereumPoW」のトークン「ETHW」の相当額を日本円で交付することを10月12日発表した。

日本円付与の対象となるのは、「ETHW」が発生した9月15日の時点でビットバンクにイーサリアム(ETH)を保有していたユーザー。付与日は10月19日となる。

また付与の際に用いる「ETHW」の日本円換算のレートは1,305円になるとのことだ。なおコインマーケットキャップによると、記事執筆時点(10/12 13:40)の「ETHW」の価格は¥1,151.61円となっている。

「EthereumPoW」は、9月15日に実行されたイーサリアム(Ethereum)メインネットの大型アップグレード「マージ(The Merge)」後に発生したブロックチェーン。「マージ」によりイーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSに移行し、残存したPoWチェーンが分岐され「EthereumPoW」が始動した。

この「EthereumPoW」始動により、イーサリアム(ETH)保有者に対し保有ETHと同数の「ETHW」がエアドロップ(配布)されていた。

メタマスク(MetaMask)などの暗号資産ウォレットにETHを保有していたユーザーは「ETHW」をそのまま入手できているが、中央集権取引所を介してETHを保有するユーザーについては、取引所が「ETHW」を受け取っている為、「ETHW」が取得できるかは取引所の判断に委ねられていた。

「あたらしい経済」編集部はビットバンクへ、「ETHW」を日本円付与に決定した理由について確認を取っている。回答が得られ次第、この記事に追記させていただく予定だ。

以下2022.10.12 19:30追記

「ETHW」を日本円で付与する理由についてビットバンク担当者へ聞いたところ、「こちらについては回答を控えさせていただけますと幸いです」とのことだった。

また同取引所が提供する暗号資産レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」で貸していたETHについて「ETHW」配布対象となるか聞いたところ、利用規定に従って「ETHW」配布対象外となるとのことだった。

また「ETHW」付与の時間については、10月19日の10:00~11:00に予定されているシステムメンテナンスの間を予定しているとのことだ。

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参考:ビットバンク

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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