バイナンスがニュージーランドで金融サービス提供のライセンス取得
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ニュージーランドの政府機関である「企業・技術革新・雇用省(MBIE)」に金融サービスプロバイダーとして登録を受けたことを9月29日発表した。
これによりバイナンスは同国において、「バイナンス・ニュージーランド(Binance New Zealand)」を正式に開始するとしている。
バイナンスのサイトを確認すると、ニュージーランド居住者向けのローカルwebサイト(https://www.binance.com/en-NZ)が確認できる。
同サイトでは、暗号資産の現物取引の他、NFT、ステーキングなどといったサービスが提供されている。
バイナンスは昨年6月頃より、欧州やアジアなどの各国規制当局より警告を受け、現地の規制を遵守するとしてサービスを終了するなどの措置を行っていた。
その後バイナンスは今年に入り、バーレーンやタイ、ドバイ、プエルトリコ、フランス、イタリア、スペインなどの規制当局から暗号資産に関連したサービス提供のライセンス取得を進めている。
直近でも9月26日に、今年1月に提供を停止していた南アフリカでの先物取引を再開している。
なおバイナンスは、日本市場への参入に向けた検討を進めていることが26日に報じられている。
Kia Ora, New Zealand!
— Binance (@binance) September 29, 2022
We’re pleased to announce that #Binance has successfully registered as a Financial Service Provider with the New Zealand Ministry of Business, Innovation and Employment, and has officially launched Binance New Zealand. pic.twitter.com/xCyBmRVb2x
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デザイン:一本寿和
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