ロビンフッドが「USDC」取扱い開始、初のステーブルコイン

ロビンフッドがUSDCサポート開始

米国で人気の投資アプリ「ロビンフッド(Robinhood)」が、新たにUSD Coin(USDC)の取り扱い開始を9月20日に発表した。すでに「ロビンフッド」のアプリ上でUSDCは売買可能となっている。

USDCは米サークル(Circle Internet Financial)が発行する、米ドルペッグのステーブルコインだ。ロビンフッドがステーブルコインを取り扱うのは今回で初となる。

なお「ロビンフッド」がサポートするUSDCはイーサリアム(Ethereum)とポリゴン(Polygon)の2つのネットワークに対応したトークンとなるようで、他のネットワークに対応したUSDCについてはサポート外となるようだ。

今回のUSDC上場で「ロビンフッド」は合計16銘柄の暗号資産を取り扱うことになった。

現在はUSDCに加え、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、イーサリアムクラシック(ETC)、コンパウンド(COMP) 、ポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)、シバイヌ(SHIB)、チェーンリンク(LINK)、ユニスワップ(UNI)、アバランチ(AVAX)、ステラルーメン(XLM)、カルダノ(ADA)がロビンフッドに上場している。

なおUSDCは現在、時価総額が約7.2兆円で、暗号資産時価総額ランキングで4位となっている。(9/21コインマーケットキャップ調べ)

また「ロビンフッド」提供のロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)は今年5月、独自のノンカストディアル型の暗号資産ウォレットを開発中であることを発表している。ノンカストディアルとはユーザーが秘密鍵を管理する形式だ。

今夏にはベータ版が公開される予定と発表されており、現在はベータ版利用の為のウェイティングリストが公開されている。なお今年の年末までにはすべてのロビンフッドユーザーにウォレットが一般公開される方針となっている。

関連ニュース

「USDC」と「USDT」、マージ後のPoWチェーン非対応。イーサ分岐問題でサークルとテザー表明

バイナンスに流入するUSDCが増加する可能性も、サークルCEO

米サークル、557億ドルに及ぶ「USDC」準備資産の内訳公開

ロビンフッドにカルダノ(ADA)上場

ロビンフッド、暗号資産ウォレットアプリ開発へ

参考:ロビンフッド
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した