福岡RKB毎日放送がTV放送音声でNFT配布へ、アスター(ASTR)利用で

福岡RKB毎日放送がTV放送音声でNFT配布へ

福岡県のRKB毎日放送が、テレビ番組内でリアルタイム放送音声を活用してNFTを配信する実証実験を行うことを9月15日発表した。

SUSHI TOP MARKETING(スシトップマーケティング)とEvixar(エヴィクサー)が実証実験に協力するという。NFT配信実証実験は、同放送局の「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」内で実施される。放送日時は9月21日24:55からだ。

NFTの配布にはエヴィクサーが持つ音声信号に暗号化を施した文字情報などを埋め込む「音響透かし」の応用技術を利用した、エヴィクサーとスシトップ提供の音でNFTを配信するソリューション「Audio Shot」を用いるとのことだ。

視聴者は、番組のリアルタイム放送中、スマホのブラウザでNFT受信用ページを立ち上げると、ブラウザが放送音声を検出し、デジタルコンテンツを受け取ることができるという。なお受信用ページは放送中に番組内で案内予定とのことだ。

なおNFTがミントされるブロックチェーンはアスターネットワーク(Aster Network)のカナリアチェーン、シデンネットワーク(Shiden Network)である。

2022.9.21追記

放送直前でNFTをミントするブロックチェーンがシデンからアスターへ変更されたとのこと。

今回実証実験に用いられる「Audio Shot」は最近でも、現代アーティスト新井文月氏の個展 「銀河文字展2022」の来場者に対して、音声によるNFT配布が8月1日~8月6日の期間にて行われた。

来場者がNFTを受け取るには、個展会場に掲示・表示されたQRコード、もしくはチラシに印字されたQRコードをスマートフォンで読み取り、ブラウザを開いた状態で会場内で流れる音声をスマートフォンで取得できれば良いとのことだった。

関連ニュース

音で寿司NFT配布へ、銀座渡利「SUSHI TOP SHOT」音響透かし活用(開発チーム取材)

博報堂らの「LiveTV-Show」が独自ライブ配信機能追加、テレビ静岡の番組連動でアイドルグループ「fishbowl」のファン向けにも提供開始

個展 「銀河文字展2022」来場者に音声でNFT配布、SUSHI TOPとQUICKが

推し活NFT、SUSHI TOP MARKETINGとDNPが提携

マンガで解説「NFTとは何?」〜ザ・テクノロジー 2030 より

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Aleksei_Derin

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored