韓国釜山市がフォビグローバルと提携、バイナンスとFTXに続き

韓国釜山市がフォビグローバルと提携

韓国釜山市が、海外暗号資産(仮想通貨)取引所「フォビグローバル(Huobi Global)」および「フォビコリア(Huobi Korea)」と業務協定を締結することを9月14日発表した。協定内容は釜山デジタル資産取引所設立とブロックチェーン産業発展のための業務協約を締結するというものである。

なお9月14日に協約式が開かれ、パク·ヒョンジュン釜山市長、チョ·グクボンフォビコリア議長、フォビコリア代表理事チェ·ジュンヨン氏、フォビグローバル代表理事チュファ氏などが参加した。

協約の詳細は、釜山デジタル資産取引所設立のためのフォビグループの技術とインフラ支援、海外ブロックチェーン専門技術者を1500名以上釜山へ誘致する支援、ブロックチェーンプロジェクト投資および支援などとのこと。

フォビは2019年よりソウルでオフィス運営しているが、今年中には釜山市に移転することを予定しており、地域ブロックチェーンプロジェクト育成およびブロックチェーンコミュニティに対する支援などを行う予定であるという。

またフォビは、2022年10月末に同市で開催される「釜山ブロックチェーンウィーク(Busan Blockchain Week)」のスポンサーになることも約束した。

釜山市は、8月に大手暗号資産取引所バイナンスや暗号資産デリティブ取引所のFTXとも同様の内容で協業協定を締結しており、フォビは釜山市と契約を結ぶ3番目の主要暗号資産取引所となった。

パク·ヒョンジュン釜山市長は「今回の協約でグローバルデジタル資産取引所であるフォビの技術と経験を土台に釜山デジタル資産取引所推進に弾みがつくことになった」と語っており、「地域経済の新しい成長動力を確保するために釜山をブロックチェーン特化都市、グローバルデジタル金融都市にすることに最善を尽くす」と強調した。

関連ニュース

韓国釜山市がFTXと提携しブロックチェーン推進、バイナンスとの提携に続き

バイナンスが韓国釜山市と覚書締結、ブロックチェーン産業の発展促進で

韓国の無登録暗号資産事業者16社、措置対象へ

Crypto .comが韓国進出へ、決済と暗号資産の関連会社2社買収で

ソラナ(SOL)、韓国web3新興企業向けに130億円規模ファンド立ち上げ=報道

参考:釜山市
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Junghee-Choi

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored