仙台大学サッカー部がFiNANCiEでトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、仙台大学サッカー部のトークン新規発行と販売開始を9月15日発表した。
仙台大学サッカー部は、トークン発行によってこれまで閉鎖的とされてきた「部活動」の運営を、参加・共創型に変えることを目指すとしている。地域住民やOB、部活・選手の関係者などと一緒に、新しい部活動の運営スタイルをつくるとしている。
なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「仙台大学サッカー部トークン」として販売されるとのことだ。
「仙台大学サッカー部トークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
発表されている投票企画案として、「ユニフォームデザイン」や「チーム強化策について新アイデア」がある。
「仙台大学サッカー部トークン」の初回販売期間は9月15日11時から9月29日21時が予定されている。
なお「仙台大学サッカー部トークン」の販売メニューは限定20口のみ用意されており、1口30,000ptで購入ができる。
支援者には30,000pt分の「仙台大学サッカー部トークン」およびトークン保有特典として、前述した「ユニフォームのデザイン投票参加権」、「チーム強化策のアイデア受付」への参加の他、初期サポーター記念コレクションがもらえる。
なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、仙台大学サッカー部総監督である吉井秀邦氏より以下のコメントを得た。
「仙台大学サッカー部は、現在日本のサッカー界で大きな注目を集めている『大学サッカー』カテゴリーのチームです。現在、日本代表で活躍する三笘薫選手や伊東純也選手達も、『大学サッカー』カテゴリーを経て、世界に飛び立ちました。仙台大学サッカー部からも、多くの選手をJリーグに輩出しており、現在12年連続でプロ選手が誕生しております。
このトークン発行型クラウドファンディングで実現したいことは、本学会場以外での試合を録画するための『移動型AIカメラ』を購入したいということに加えて、トークン発行という新しいWEB3.0の仕組みを使い、今後のスポーツマネジメントの在り方を学生と共に勉強し経験するためでもあります。部活動の新しい取り組みに、ご協力頂ければ幸いです!」
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