「九州アスティーダ」がFiNANCiEでトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、女子Tリーグに所属する「九州アスティーダ」のトークン発行と販売開始を9月9日に発表した。
「九州アスティーダ」は 九州唯一のTリーグに所属する卓球のクラブチームで、福岡県福岡市を本拠地に活動している。Tリーグには2021年から新規参戦し、創立1年目にしてリーグ3位の成績を収めた実績を持つ。また今シーズンは2019年世界選手権ベスト8の加藤美優選手や、ドイツ代表で世界ランク12位のニーナ・ミッテルハム選手、さらには地元九州出身の牛嶋星羅選手や首藤成美選手などを補強したとのことだ。なお「九州アスティーダ」は、「FiNANCiE」でトークンを発行する「琉球アスティーダ」運営元の琉球アスティーダスポーツクラブが子会社として「九州アスティーダ社」を設立し、チーム運営を行っている。
「九州アスティーダ」は「FiNANCiE」を活用して、「ファン」・「選手」・「クラブ」・「地域」の絆をさらに強化しコミュニティを拡大させていくと同時に、リーグ優勝を目指すとしている。
なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「九州アスティーダトークン」として販売されるとのことだ。
「九州アスティーダトークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
現在発表されている投票企画案として、「グッズ・ポスターのデザイン」や「来年のホーム試合開催地」、「各試合・年間MVP」がある。また抽選特典案としては「選手使用済ラケットのプレゼント 」や「選手との写真撮影」、「川面監督と選手による1日卓球指導」がある。
「九州アスティーダトークン」の初回販売期間は9月9日11時から10月24日20時が予定されている。
なお「九州アスティーダトークン」の販売メニューは全8種類が用意されており、公開されているメニューは5,000ptのものから500,000ptのものまで、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。
限定5口の100,000ptのメニューでは100,000pt分の「九州アスティーダトークン」付与に加え、「ホームゲームチケット1名分×5試合(1階トークンオリジナル席)」や「全選手サイン入りユニフォーム 」、「ホームゲーム試合前練習見学」などがある。また法人向け支援コースとして限定2口の500,000ptのメニューでは、500,000pt分の「九州アスティーダトークン」付与に加え、「ホームゲームチケット100枚(2階自由席)」、「九州アスティーダのホームページにおける社名バナー掲載」などが用意されている。
なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、九州アスティーダ株式会社の代表取締役社長である川面創氏より以下のコメントを得た。
『2018年度からスタートしたTリーグも5年目を迎えるリーグになりました。Tリーグ初の新規チームで昨年度から参戦し、3位の成績を残しました。 九州唯一のTリーグチームであり、「ONE九州」を掲げて卓球で九州を元気にし、九州全域で試合も開催しております。 九州地区は卓球熱も高く、小中高と強豪チームがある中で、子供達に夢や目標になってもらえる九州アスティーダでありたいと考えております。
1年目から九州のファンに支えていただき、各会場も盛り上がっており、2年目のシーズンはトークンにより更なる絆を形成し、皆さんと会場で盛り上がりたいと考えております。 是非、「九州から世界へ」の夢を皆さんと共に歩んでいきたいと心から願っております』
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