アニモカが転換社債発行で約158億円調達、シンガポール政府系投資会社テマセクらから

アニモカが約158億円調達

ブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資を行うアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)が、戦略的調達ラウンドにより約158.4億円(1.1億ドル)の資金調達実施を9月8日発表した。

アニモカによるとこのラウンドを主導したのは、シンガポールの政府系投資会社のテマセク(Temasek)、中国の投資会社ボーユキャピタル(Boyu Capital)、グローバルベンチャーのGCVキャピタル(GGVCapital)の3社だ。また既存投資家のミラエ・アセットマネジメント(Mirae Asset Management)、トゥルー・グローバル・ベンチャーズ(True Global Ventures:TGV)も出資参加しているとのこと。

なお今回リード出資したテマセク・ボーユ・GCVの新規投資家3社は、今後アニモカに対しビジネス上の問題に関する助言や事業および資本計画に関する意見を行うとのことだ。

またアニモカは今回、転換価格4.50オーストラリアドル(約3ドル)で転換社債を発行し、資金調達を行ったという。なお債券の満期は発行日から3年だ。

今回調達した資金については、戦略的買収や投資、人気IP(知的財産)のライセンス確保、オンラインユーザーのデジタル財産権促進への取り組みに充てるとのことだ。

アニモカは今年の1月と7月にも資金調達を行っている。

1月にはリバティ・シティ・ベンチャーズ(Liberty City Ventures)主導の元、約410億円(約3億5,900万ドル)を調達。7月にはリバティ・シティ・ベンチャーズを始めとした投資家らから7,532万ドル(約102.5億円)の資金調達を実施し、アニモカの評価額は約8,029億円(59億ドル)になっていた。

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参考:アニモカ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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