ソニーや富士通らが外国人留学生向けの成績証明管理をBCで行う実証実験、米Curvが650万ドル調達、毎月最大3ドル相当の独自通貨をマイニング可能なスマホが80ドルで発表などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

ソニー、富士通らが外国人留学生の日本語講座の受講履歴や成績証明管理にブロックチェーンを活用する実証実験を開始

・株式会社ソニー・グローバルエデュケーションと富士通株式会社、株式会社富士通総研が、外国人留学生の講座受講履歴や成績データの管理において、ブロックチェーン技術の有用性を確認する実証実験を開始

・外国人留学生の受入・育成をしているヒューマンアカデミー株式会社の協力のもと2月27日から3月29日の期間で行う

・信頼性の高いデータをもとに個々の語学能力を正確に把握し、留学後における個々の能力に見合った適切な教育を支援することが可能になる

・今後は収集した学習ログや成績情報を多角的に解析し、学習結果だけでなく、学習への姿勢やプロセスをも評価する取り組みも検討

「秘密鍵の概念の排除を目指す」米セキュリティースタートアップ「Curv」が 650万ドル調達

・2月26日付のプレスリリースで、アメリカのデジタルアセット関連スタートアップ「Curv」は、650万ドルの資金調達を発表

・資金調達の目的は金融機関向けに秘密鍵が必要ないウォレット開発のため ・このラウンドまでの調達に参加した企業は、仮想通貨投資ファンドのデジタルカレンシーグループ、イスラエルのサイバーセキュリティ会社のチーム8が主導し、このラウンドにはマネックスグループ、フライブリッジ・キャピタル、ジャンプ・キャピタル、リバティー・シティ・ベンチャーなどが参加している

・Curvは秘密鍵の概念を排除するために、Curvの仮想通貨ウォレットでは、独自のマルチパーティ計算技術(Multi party Computation、MPC)プロトコルを採用している

ソフトバンクとTBCASoft、ブロックチェーンによるID情報管理・認証を推進するワーキンググループをCBSGで発足

・ソフトバンク株式会社と米国のブロックチェーン技術開発企業であるTBCASoft, Inc.は、ブロックチェーンによるID 情報管理・認証を推進するワーキンググループを、通信事業者のグローバル・ブロックチェーン・コンソーシアムであるCarrier Blockchain Study Group(キャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループ)「CBSG」で発足させた

・このワーキンググループの発足に伴い、TBCASoft は新しいアプリケーションフレームワーク基盤「Cross-Carrier Identification System」を構築。通信事業者は、CCISを利用することで、ブロックチェーンを活用した ID 情報管理や証明書の検証を容易に行うことができるようになる

・CCISは従来の中央集権型サービスと異なり、ブロックチェーンを活用し、通信事業者基準の高い信頼性を持った合意形成の下、それぞれの通信事業者が独立して運用する仕組み。ゼロ知識証明と分散台帳技術により、ユーザーは通常共有したくないであろう個人の詳細な情報を提供することなく、ID の発行・保管・認証ができるようになる

エレクトロニウムが毎月最大3ドル相当の独自通貨をマイニング可能なブロックチェーンスマホを80ドルで発表

・エレクトロニウムは2月25日のプレスリリースで、仮想通貨マイニングを行えるスマートフォン「M1」発売を発表した

・このスマートフォン価格は80ドルで、毎月最大3ドル相当の独自通貨をマイニング可能

・ユーザーは、エレクトロニウム独自の仮想通貨エレクトロニウム(ETN)のマイニングし、ショッピング、オンラインサービス、通話料金・データ通信料金の支払いなどで使える

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あたらしい経済 編集部

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