国内初、オーケーコインジャパンがトロン(TRX)ステーキングサービス提供へ

国内初のTRXステーキングサービス提供へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所OKCoinJapan(オーケーコインジャパン)が、暗号資産トロン(TRX)のステーキングサービスの提供予定を8月24日発表した。

同取引所によるとサービス提供開始は、8月29日17:00が予定されている。なお予定通りサービスが提供開始されれば、TRXのステーキングサービス提供は国内において初の事例となる。

オーケーコインジャパンの提供するTRXのステーキングサービスでは、ロック期間の制限がない「フレキシブルプラン」と、30日もしくは60日のロック期間がある「定期プラン」がある。それぞれステーキングへの最小申請数量は100TRXとなっており、また「定期プラン」においては全利用者から受付けできる数量の上限が設けられているとのことだ。

なおTRXのステーキングによる報酬の推定年率は、フレキシブル1.88%、30日2.88%、60日3.88%となるようだ。ただし、これらの推定年率はステーキング状況によって変更になる場合があるとのこと。 なお現在において同取引所が提供するステーキングサービスでは、暗号資産アイオーエスティー(IOST)のサポートを1月より行っており、TRXのサポートは2銘柄目となる。

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

関連ニュース

オーケーコインジャパン、トロン(TRX)上場へ。国内取り扱い3例目

オーケーコインジャパン、カルダノ(ADA)上場へ

NFT「CryptoNinja」のP2Eゲーム、IEO検討へ、オーケーコインジャパンで

オーケーコインジャパン、IOSTステーキングサービス開始日決定

参考:オーケーコインジャパン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/10話題】トランプがステーブルコイン法案の署名意向、金融庁が仲介業の新設提案、ジェミナイがIPO申請かなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、グレースケールの「ポルカドット(DOT)現物ETF」の上場申請を受理

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所「ナスダック(Nasdaq)」によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ポルカドット(DOT)の投資信託「グレースケール・ポルカドット・トラスト(Grayscale Polkadot Trust)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが3月7日に公表している

ナスダック上場企業初、バイオネクサスジーンラボがイーサリアム優先の財務戦略を採用

米証券取引所ナスダック(Nasdaq)上場のテクノロジー企業「バイオネクサスジーンラボ(BioNexus Gene Lab:BGLC)」が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)に焦点を当てた新たな財務戦略に取り組むことを3月5日に発表した。戦略的財務資産にETHを採用するのは、ナスダック上場企業として初の事例となる