チリーズ(CHZ)のソシオスドットコム、イタリアで暗号資産ライセンス取得

Socios.comがイタリアでライセンス取得

チリーズ(Chiliz)運営のファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」が、イタリアで暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダー(VASP:Virtual Asset Service Provider)として承認されたことを8月18日に発表した。

ソシオスドットコムは、イタリアの暗号資産事業に関する規制当局「Organismo Agenti e Mediatori(OAM)」の規制下のもと、同国におけるファンエンゲージメント及びリワードプラットフォーム用の暗号資産と、デジタルウォレットのサービス提供について認可を得たとのことだ。

なお今回ソシオスドットコムが登録したOAMは、暗号資産取引所コインベース(Coinbase)やバイナンス(Binance)、クリプトドットコム(Crypto.com)が登録完了している。

「Socios.com」とは

「Socios.com」はチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

「Socios.com」は、サッカー、バスケットボール、クリケット、アメリカンフットボール、ゲーム、アイスホッケー、MMA、モータースポーツ、ラグビー、テニスといった10競技において、既に25カ国で150を超えるスポーツ組織と提携している。

イタリアにおいては、同国のプロサッカーリーグ「セリエA(Serie A)」および、セリエA加盟のASローマ、ユヴェントス、ACミラン、インテル、ボローニャ、ナポリ、ウディネーゼ・カルチョといった7クラブと提携している。

また「Socios.com」はイタリア以外にも欧州の多くのプロサッカークラブでトークンを発行している他、北米ではMLS加盟全28チーム中27チームと提携している。なおサッカーだけでなく、NBAでは現在「Socios.com」と提携するチームは全30チームのうち28チームで、その他にもNFLやNHLとの提携も行っている。また韓国やインド、インドネシア、ブラジル、メキシコなどのスポーツチームとも提携を進めており、国・ジャンルを問わず「Socios.com」は展開している。

関連ニュース

チリーズ(CHZ)の「Socios. com」、南アフリカ共和国とフランスのラグビーチームと提携

チリーズ(CHZ)、FCバルセロナ子会社の株式24.5%取得

Socios. com、ラグビー「ギャラガープレミアシップ」加盟3チームと提携

スペイン「レアル・ソシエダ」がSocios. comでファントークン発行へ

バリユナイテッドFC、「Socios. com」でファントークン発行へ

参考:Socios.com
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・rarrarorro

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/18話題】メルカリがイーサリアム保有者に毎月ポイント付与、メタプラネットがビットコイン購入資金調達など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米財務省、北朝鮮の暗号資産マネーロンダリングネットワークに制裁

米国財務省外国資産管理局(OFAC)が、北朝鮮に送金されたデジタル資産のマネーロンダリングに関わったとして、ルー・フアイン(Lu Huaying)氏とチャン・ジエン(Zhang Jian)氏、およびUAE拠点のグリーン・アルパイン・トレーディング社(Green Alpine Trading)に制裁を科したと12月17日に発表した

バイナンスのHODLer Airdropsで「1000CAT」と「PENGU」取り扱い開始、シードタグ銘柄として上場も

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、エアドロップサービス「ホドラー・エアドロップ(HODLer Airdrops)」において、暗号資産(仮想通貨)「シモンズ・キャット:Simon's Cat(1000CAT)」および「プディー・ペンギンズ:Pudgy Penguins(PENGU)」を取り扱うことを12月16日に発表した