アバランチ「Coreウォレット」、全EVM互換チェーン対応開始

Coreウォレットが全EVMチェーンに対応開始

アバランチ(Avalanche)の独自ウォレット「Core Extension(コアエクステンション)」が、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換の全てのブロックチェーンのサポートを開始したことを8月9日発表した。

これにより同ウォレットでは、アバランチ(AVAX)及びアバランチのサブネット、ビットコイン(BTC)そしてイーサリアムを含めたEVMチェーンの資産をひとつのウォレットで管理可能になったとのこと。なおサブネットとはアバランチを利用して構築された独自のブロックチェーンのこと。

またEVMチェーン対応の他に「Core Extension」では、アバランチのサブネットとして新たに開発されるブロックチェーンについては、手動で追加せずに自動でウォレットのトークンリストに反映されるようになったとのことだ。

「Core Extension」は今年6月にローンチされたウォレットだ。現在はブラウザ拡張機能としてのみ提供されているが、今後モバイルアプリとしてのリリースも予定されている。

アバランチは、2020年9月にメインネットをローンチしたレイヤー1(L1)ブロックチェーンで、DeFi環境の構築やツール開発が行えるプラットフォームだ。

アバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのためContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在している。なおAVAXはアバランチのネイティブトークンとなる。

なお「Core Extension」では、C-Chainとビットコイン間のブリッジをサポートしている。

関連ニュース

アバランチ(AVAX)、ビットコインのブリッジ機能追加

アバランチ(AVAX)、ビットコインのブリッジ機能追加と独自ウォレット「Core」発表

メタマスクがアバランチ(AVAX)に対応、スワップ機能も追加

米レモネードがDAO設立、気候保険をアフリカ農家へ。アバランチ活用で

【取材】国内初、アバランチ(AVAX)がオーケーコインジャパンに上場へ

参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/26話題】DMM Bitconの不正流出に関する今後の対応、日本政府のビットコイン準備金の見解など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

【12/25話題】Zaifがビットコインステーキング提供計画、ビットポイントがBNB取扱開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored