ソラナ(SOL)基盤の企業向けウォレット開発「Cashmere」、シードで約4.4億円調達

ソラナ基盤の企業向けウォレット開発Cashmere、約4.4億円調達

ソラナ(Solana)基盤のエンタープライズ向けウォレットを開発するキャッシュメアー(Cashmere)が、シードステージで300万ドル(約4.4億円)の資金調達を行なったことを8月9日に発表した。

キャッシュメアーによるとこの資金調達には、ワイコンビネーター(Y Combinator)、コインベースベンチャー(Coinbase Venture)、ヴォルトキャピタル(VoltCapital)などが参加した。

調達資金については、同社プロダクト「キャッシュメアー・ウォレット(CashmereWallet)」の開発加速のために利用されるとのことだ。なお同ウォレットでは、企業はマルチシグネチャ署名を使用してウォレットを共同管理することができる仕様になっているようだ。

先週ソラナ関連のウォレットである「スロープウォレット(SlopeWallet)」に関するバグが原因で、ソラナエコシステム全体に影響するハッキングが発生した。被害を受けたアドレスは9,000にも及び、少なくとも600万ドル(約8.2億円)が盗まれたとされている。今後、暗号資産を活用したサービスが増えていく中で、利用者がどうすれば安全に資産を守り続けられるかは重要な論点となるだろう。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した